3月25日(木)
本日3時間目、3年生が卒業して少し寂しい感じのする体育館で、今年度の修了式を行いました。
校歌合唱のあと、1・2年生の代表生徒に修了証(通知表)を授与しました。
( 写真・上 )
そのあとの校長講話では、残念ながら中止になった荒川市民マラソンに出場する予定だった木村先生・小又先生からもお話をしていただきました。
( 写真・中 → 概要は、『 校長講話・ここをクリック 』 を参照 )
そして、最後に生活指導主任の棟方先生より、「 4月から環境の変わることをきっかけに、自分をリセットしてほしい 」 と、新年度に向けてのお話がありました。( 写真・下 )
校長講話・ここをクリック
まずは、先週行われた卒業式のお礼を言わせてください。
君たち在校生の立派な態度や心のこもった合唱は、卒業式に花を添えてくれただけでなく、別所中を巣立っていく3年生に 「 この後輩たちなら大丈夫。 別所中を任せられる 」 という安心感を与えてくれたと思います。
どうもありがとう。
今はその3年生もいなくなり、この体育館も少し寂しい感じがしますが、約2週間後には新1年生が入学してきます。 今度は君たちが後輩の良き手本となり、別所中を引っ張っていかなければなりません。
創立20周年記念式典のときにも話しましたが、別所中の一員として、自分たちがこの学校をさらに発展・成熟させていくという覚悟をもって、4月からの生活に臨んでください。
さて、話はがらっと変わりますが、春の嵐の吹き荒れたこの前の日曜日、私と木村先生、小又先生、川口先生の4人は、荒川市民マラソンに出場する予定でした。
「 予定でした 」 というのは、当日は東京23区に暴風波浪警報が出されたため、残念ながら大会が中止になってしまったからです。 練習不足だった私は少しホッとしたところもありましたが、他の3人の先生方は本当にがっかりしていらっしゃいました。
実は、今日は3人の先生方からマラソンの体験談を話していただくつもりだったのですが、それもできなくなってしまいました。
しかし、大会自体は中止になってしまいましたが、先生方が完走を目指して厳しい練習を積まれてきたという事実には変わりありません。 また、別の大会への出場にさらなる意欲も燃やしています。
フルマラソンは、何km走るか知っていますか? 42.195kmですよね。
では、この数字の覚え方を知っていますか? 42.195で 「 死に行くがごとし 」 と覚えるのですよ。 そんな語呂合わせを作られてしまうほど、過酷な競技なのです。
今日はせっかくですから、なぜ先生方がそんな過酷な競技に挑戦しようと思ったのか、どんな思いを秘めて練習を積んでこられたのか、この場でお話していだだこうと思います。
【 木村先生のお話の概要 】
フルマラソン挑戦の理由は、「 自分を変えたかったから 」 です。
「 メタボ気味の自分を変えたい 」 「 頑張りきれていない自分を、頑張れる自分に変えたい 」 ということです。
それでも決意するまでには勇気も必要でしたが、私の先輩の言葉 「 やるかやらないか迷ったときは、『 やる 』 ことを選んだ方がよい 」 に後押しされました。
一度決意してからは、スポーツジムに通ったり、自宅〜学校の間や、多摩川の土手を走ったりと、1ヶ月150kmを目標にしてきました。 1月末には30kmを走りきったのですが、同時に残り12kmあまりの怖さも知りました。
皆さんに一番言いたいのは、以前校長先生のお話にもあった「 神様は、それを乗り越えられる者にしか試練を与えない 」 ということです。 走って苦しくても、絶対に自分は乗り越えられると信じて走ってきました。
これは、人生にも言えることです。 私は、これからの人生で苦しいことや辛いことがあっても、それを乗り越えられる強い自分でいたいと思います。
また東京マラソンや荒川マラソンに挑戦して、必ず完走してみせます。
【 小又先生のお話の概要 】
私はプライベートでフットサルをやっていますが、いつも 「 夢や目標は、大きく持っていい 」 と思っています。 そして、必ずそれを達成するという強い意志が大切だと思っています。
私は、2年前に別所中に赴任しました。
新採として過ごした昨年1年間は、ただがむしゃらな教員生活でした。
2年目の今年、少し余裕をもって生活できるようになったことで、逆に 「 新たな目標を自分で立てなければ 」 と考えるようになりました。
目標を立てて頑張っていけば、必ず何かが変わります。 そして、その変化に気がつくと、それは自信につながります。
例えば、私はマラソンに取り組むようになってから、かなり体が絞られました。 そんな体形の変化でさえ、自信につながるのです。
私は、自分の部屋の目にとまる所に 「 走りきる 」 と書いた紙を掲げました。
そして、体が疲れているときや、なんとなく走る気になれないときも、その紙を見て走り続けました。
今回、大会が中止になって目標を達成できなかったのはとても残念なので、これからも私は 「 走りきる 」 を目標に練習を続け、必ずそれを達成するつもりです。
※ 本校のトップランナー 川口先生は、都合により不在だったため、お話をしていただくことができませんでした。