『おうちでずこう』 No.27' イチョウで人気キャラクター【簡易版】マーカーとはさみのセットがあれば、公園を散歩しながら作れます。 軸を持って遊んだり、髪に?飾ったり、いろいろ楽しめますよ。 【写真左】切る前にマーカーで描きます。 【写真右】できあがり 『おうちでずこう』 No.27 イチョウで人気キャラクター用意;はさみ 黒と赤のマーカー 下に敷く紙 イチョウの葉 葉の縁に切れ込みのない、軸が長く大きい葉を探すのがポイント。定期的に剪定される街路樹がおすすめです。 〔折り紙モデルで説明します〕左から順に 【1番左】 葉の軸の先端のふくらみを切り落とします。 葉の縁を三等分するあたりに黒いマーカーで描きます。 はさみの刃を閉じたままで、ピンク色の線の所を「ぐりぐり」(矢印)、穴を開けます。破れやすいので注意しましょう! 【2番目】 青い線のようにはさみで切り込みます。(矢印)葉脈に沿って真ん中あたりまで。 【3〜5番目】 裏返して、葉の軸を「ぐりぐり穴」に通します。順番は左右、最後に真ん中です。 軽く指で押さえて形を整え、顔をマーカーで描きます。 失敗しても材料はたくさんあるので、どんどん練習してくださいね。 これは伝統的な『イチョウのキツネ』を元に考えました。7・8年前から地元の秋の行事で作り方を広めています。同じことを思いつく方もいるでしょうね。 『持ち運べる地球を作ろう』 〜アルテミア観察記 4〜さて、いただいた【観察ガイド】と【記録シート】によると、水は濃い茶色が良い状態なのだそうです。餌となる藻類が繁殖しているからで、このまま食物連鎖が続けば、ずっとアルテミアが世代交代しながら生きていけます。 写真下の赤い丸で囲んだ所は、ペットボトルの内側に緑の藻類が付いています。 上の白い四角の囲みは、藻類がポコポコと出す酸素の泡と、元気に泳ぐアルテミアです。 葉っぱにお習字(4年)字を楽しく書いてもらおうと、いつもの半紙と違う「朴葉(ほおば)」を用意してみました。学校にもホオノキがありますが、よそで大きくきれいな落ち葉を探し、洗浄して押し葉にしました。 裏が白くて書くのに良さそうなのですが、微妙な凹凸や毛があり、なかなかうまく墨が乗りません…。好きな言葉を書いたあと、ラミネート加工しました。 トロトロカチコチワールドトロトロの液体粘土に手を漬けたとたん、何とも言えない表情をしたり、思わず声が出てしまったり、なかなか楽しかったみたいです。そのまま固まるのを待ち、今度は色塗りをしたり、さまざまな物を付けたりして仕上げます。 この素材は、もともと病院で使う「ギプス」のようです。現代美術家のジョージ・シーガル氏は、人体をかたどる制作に使いました。 『持ち運べる地球を作ろう』 〜アルテミア観察記 3〜
ほかのアルテミアたちも大きくなってきました。よく見ると、2匹が一緒になってペア成立💛です!
今日もアルテミアのえさの『魔法の粉』を入れました。藍藻(ランソウ)を乾かして粉末にしたものだそうです。 『持ち運べる地球を作ろう』 〜アルテミア観察記 2〜
たくさんかえった幼生ですが、数を減らしつつ、中には大きく育ってきたものもいます。このペットボトルの「持ち運べる地球」は、閉じた空間なので、えさとなる藻類が不足すると、アルテミアも生きていけません…。
えさがなくなり、水が透明になってしまった時に開けるお助け袋が用意されています。その中の“魔法の粉”を使いました。 『持ち運べる地球を作ろう』 〜アルテミア観察記 1〜
図工の私が、八王子市小学校科学教育センターのお手伝いを志願したのですが、コロナ禍で残念ながら出番がありません…。そんな指導員にも、特別プログラムとしてアルテミアという甲殻類を育てるキットを届けていただきました。
熱帯魚の稚魚の餌として知られるブラインシュリンプ、ホウネンエビの仲間です。(その仲間の特別な一種が商品名『シーモンキー』だそうです。) 児童玄関で紹介し、キットを図工室の窓辺に移して観察開始、卵を入れて孵化を待ちます。すると、たくさんの幼生がかえりました。大きくなるのが楽しみです。図工室に来るたび観察してほしいと思います。 1・2年生の作品から【下・2年生】『まどをひらいて』(部分)カッターナイフの使い方を練習して、いくつもの窓や扉を切りました。窓を開くと、下の画用紙に描かれたものが見えてきます。水色の画用紙をめくると、見えなかった楽しい絵や仕掛けが現れます。 『おうちでずこう』 No.26 折り紙飛行体 空飛ぶ新選組
***作品展のお礼***
作品展に向けて、各御家庭で製作のための助言や安全面の見守り、通学時に運べるような御配慮をしていただき、本当にありがとうございました。 2学期初回の図工の時間は、組み立てや補強、名札の作成のほか、子供たちと相談しながら、作品に応じて彩色や部品の付け足しをしました。持ち寄ったお互いの作品を見て触発され、さらにより良いものを目指す姿も見られました。 おかげさまで元気な作品がいっぱいの楽しい空間になりました。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。 ***折り紙飛行体 空飛ぶ新選組*** 手軽に作れる飛ぶおもちゃを紹介します。紙飛行機のように“投げる”とうまくいきません。コツをつかめば、すい〜っとかなりの距離を進みますよ。 用意;折り紙 工程7で組み合わせ箇所を止めたいときは糊やセロハンテープ 注意;飛ばすときは安全な場所で、周囲を確かめましょう! 筒を正面から見て“真円”になるように形を整えてください。 「三角の下」、折り重ね部分を広げて折り直せば、新選組のダンダラ模様でござる。 いよいよ夏休み作品展!1学期最後の授業で、課題の説明や簡単な試作をし、学年により必要な材料や用具をお渡ししました。 御家庭では、製作のための助言や安全面の見守り、環境の設定などにご協力いただき、本当にありがとうございました。 また、作品を通学時に運べるよう御配慮いただきありがとうございました。 そして、2学期初回の図工の時間に組み立てや補強、名札の作成のほか、子供たちと相談しながら、作品に応じて彩色や部品の付け足しなどをしました。持ち寄ったお互いの作品を見て、触発されながらさらにより良いものを目指す姿も見られました。 写真はおおまかな準備をした会場の様子です。もうすぐ元気な作品がいっぱいの楽しい空間になります。お楽しみに! ※密をさけるため、保護者鑑賞は「学年別日時指定」とさせていただきます。学年だよりをご覧ください。 『おうちでずこう』 No.25 石ころアート ストーンペインティング
私が田無(現・西東京市)の学校にいた時、ご近所に石に絵を描く方がいらっしゃいました。雑誌やテレビで紹介されるほどで、子供たちとご自宅の作品を見学させていただいたことがあります。石をよ〜く見ていると、『描いてくれ!』と中にいるモノの声が聞こえるそうです。石の特徴を生かした作品にしましょう。
宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 用意するもの;手ごろな石ころ 石に描けるマーカーや絵の具 仕上げ用ニスなど 進め方; 1 石を集めて水でよく洗います。濡れると模様がはっきり見えるので、作品に生かせる物は覚えておきましょう。よく乾かしておきます。 2 石を様々な角度からながめ、何かに見えてきたらそのイメージで描いていきます。平らな石には、模様や好きな言葉でも良いでしょう。紙と違い、マーカーや絵の具はしみ込んだり、すぐに乾いたりしませんので気を付けましょう。 3 作例のように、最初に被覆力の強いペイントで黒や白に塗りつぶしておく方法もあります。 4 水彩絵の具を使った場合は、ニスで上塗りして色落ちを防ぐと良いでしょう。つやありニスなら、ピカピカの石になります。できあがったら、ペーパーウェイト(文鎮)にしたり、植木鉢の根本に置いたり、接着剤で磁石を付けたりするのも良し、です。 『おうちでずこう』 No.24 針金ハンガーでブラサガール横顔
6月に入り、分散登校で児童の声が聞かれるようになり、徐々に学校らしさが戻ってきました。自宅待機中の題材紹介をしてきたこのコーナーも、本来の図工の授業の様子を載せられる日が近づいて来ました。
今回は、「鏡を見ながら自分の顔をなぞり描きする」ちょっと変わった作品です。宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。道具の扱いに気を付けてください。 用意するもの;針金ハンガー 透明なシートやポリ袋など それに描けるマーカー 鏡 セロハンテープやビニールテープ 背景を描き加える場合は画用紙や絵の具など 進め方; 1 針金ハンガーを引き伸ばして、四角い枠にします。 2 その枠に透明なシートやポリ袋などを取り付けます。 3 鏡を見ながら、枠を顔に押し当てて、自分の顔のパーツをなぞり描きしていきます。目・眉・鼻・口…このとき、左右どちらかの耳をぴったりつけると良いです。耳の“うず”も描きます。 4 シート越しに“ペン先が顔に当たるこそばゆさ”を感じながら進めてください。一通り描けたら、顔から枠をはずして机に置き、鏡を見てさらに描き加えます。作例では、黒いマーカーでパーツの線を描き、シートを裏返して反対側に色を塗っています。 5 描けたらそのままハンガーをぶら下げて飾ったり、シートだけを窓や水槽に貼ったり、別の紙に組み合わせたり…不思議な雰囲気をお楽しみください。 ※ペン先で顔を突いてけがをしないように気を付けましょう。 『おうちでずこう』 No.23 いらないCDでこま作り
こまは“独楽”と書くように一人でも遊べます。何かの付録や体験版、使用済みデータなど不要なCD(コンパクトディスク)があればキラキラしたこまになりますよ。穴にぴったり入るマーカーや、単三乾電池にテープを巻くと軸になります。
CDは欠けたり割れたりすると、縁が鋭いので気を付けてください。宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 用意するもの;不要なCD 軸にする単三乾電池や穴にぴったり入るマーカー ビニルテープかセロハンテープ 色塗り用油性マーカーなど 進め方; 1 不要なCDの穴に、軸にする単三乾電池を差し込みます。出っ張っているプラス極を下にします。穴にぴったり入るマーカーは、ペン先を下にします。キャップをつけたままでも良いです。 2 ゆるければビニルテープかセロハンテープを軸に巻いて調節します。 3 回す練習をします。CDの位置を上下させたり、テープの巻き方を調節したりします。 4 ペンのこまで、渦巻き模様を描くとおもしろいです。ただし、床を汚さないように、用紙の周りに大きく新聞紙を広げるか、何か枠を用意してその中からこまが出ないようにしましょう。 『おうちでずこう』 No.22 100の指令
『口の中をベロで触って、どんな形があるか探ってみよう。』これは日比野克彦さんの本『100の指令』(朝日出版社・2003年)に出てくる言葉です。普段、考えもしなかったようなことや、実現できたらおもしろそうなこと、無理そうなこと…いろいろな指令が出ています。
また、オノ・ヨーコさんは『私は種を蒔いているだけです。さあ、楽しんでください。』と、謎かけのような詩のような作品集『どんぐり』(河出書房新社・2015年)を出しています。 “これが図工なの?”と思うかも知れませんが、自分の想像力を伸ばすトレーニングに、みなさんも考えてみませんか。 用意するもの;紙 鉛筆・色鉛筆など 進め方; 1 「こんなことができたら楽しいな」「絶対無理でしょうこんなこと」というように、自由に発想してメモします。 2 集めた指令や言葉を、好きな形にまとめます。ノートに挿絵と一緒に描いたり、朗読して聞かせたり、家族でお楽しみください。 注)下品・残酷・人を傷つけるような表現は止めましょう。(-_-;) 『おうちでずこう』 No.21 ペーパークロマトグラフィー
「黒いペンのインクは何色?」「もちろん黒でしょ!」いえいえ、メーカーは様々な色をブレンドして黒々と見せているのです。ろ紙にペンで線を描き、水を吸い上げさせると、水への溶け方や、紙への吸着度の違いで分離してきます…ここまでは理科実験。その原理で色紙を作ったり、模様や絵をにじませて描いてみたりしましょう。
紙を細く切るときはさみの扱いに気を付けてください。宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 用意するもの;吸水性に富む紙(キッチンペーパー、白いコーヒーフィルター、和紙、習字の半紙など) 水性のペン各色 水 筆 下に敷く新聞紙 はさみなど 進め方; 1 練習として紙にまずペンで印を付けます。 2 印から離れている場所に、水をしみこませます。畳んだ紙ならコップに立てても良いです。ある程度インクがにじみだしたら、水をしみこませるのを止めます。 3 しわくちゃにした新聞紙の上などで紙を乾かします。ペタッと張り付くと、うまくいきません。 4 にじんで広がる仕組みを利用して、絵を描きます。花火大会、隕石爆発等々お楽しみください。 『おうちでずこう』 No.20メビウスの輪にネバーエンディングストーリー!?
一枚の紙の帯を、ひねって輪にすると…表も裏もない、「面が一つの不思議な輪」になります。ここでは、薄手の紙をつないで大きなメビウスの輪を作り、絵を描いてみることにしましょう。(写真の見本だと小さいです)
たどるうちにまた振り出しに戻る、『果てしのない物語』ができるかも知れません。 紙を細く切るときはさみの扱いに気を付けてください。宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 用意するもの;薄い紙 のり はさみ 鉛筆・色鉛筆など 進め方; 1 紙をのりで貼り合わせてつなぎます。 2 最後に両端を片方の “裏側が上に来るようにひねって” 貼り合わせます。 3 まず練習として、紙の真ん中に一本線を引いてみましょう。鉛筆を当てたまま、紙を引くようにするとうまくいきます。スタートとゴールが重なり、ねじれた輪の全体に線が引かれていれば成功です。 4 この仕組みを利用して絵を描きます。「一本道がつながる地図」「線路は続くよどこまでもの絵」「絵で描くエンドレスしりとり」等々お楽しみください。 『おうちでずこう』 No.19 紙をたたんでミニ絵本
紙をたたんで折り目をつけ、切れ目を入れて、たたみなおすと…小さい本の形になります。絵本にしますか?それとも図鑑?自由に描いてみましょう。
はさみの扱いに気を付けてください。宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 用意するもの;薄い紙 はさみ 鉛筆・色鉛筆など 進め方; 1 半分に折り、また半分に折り…8分割に折り目をつけます。ただし、そのまま折り重ねていくと紙の厚みでずれてきます。 2 一か所だけはさみで切れ目を入れます。説明のため着色した線の部分です。ここを間違えやすいので気を付けましょう。 3 真ん中の写真のようにたたみ直し、切れ目の所を菱形に広げ、閉じます。折り目を逆に折り返す箇所があります。 4 本の形になったら、描き始めます。写真で広げてあるのは参考のためです。国語のように文が縦書きなら右綴じ、横書きなら左綴じです。ページが足りなければ、紙を裏返してたたんで続きを描くか、もう一冊作ります。 『おうちでずこう』 No.18 ふせんでパラパラアニメ
本の片隅にパラパラ漫画を落書きして叱られた…という人はいませんか。学校では裁ち落としの紙を束ねて作りますが、ここでは付箋紙に少しずつ変化する絵を描き、滑らかに動くようなアニメを作ります。インターネットではびっくりするような作品が紹介されていますよ。
“付箋がもったいない”ですか?アニメを楽しんだ後は、「オリジナルイラスト入り付箋」としてそのままお使いください。宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 用意するもの;付箋紙 鉛筆・色鉛筆・マーカーなど 進め方; 1 付箋紙の端に絵を描き、次のページの同じ位置にわずかに変化した絵を描きます。それを繰り返します。物の形が変化していくタイプは、『最初・中間・最後』の絵を決めてそれを先に描き、うまく枚数に収まるようにします。 2 描き終えたら、パラパラさせて見ながらチェックします。滑らかに動いて見えればできあがり。あとは必要な修正をしてください。 ※同じ絵をたくさん描くのが大変な場合、例えば円ならペンのキャップをスタンプして、描き足していく方法もあります。 『おうちでずこう』 No.17 シャカシャカ2コマアニメ
アニメーションの語源は、ラテン語で生命・魂を表す「アニマ」だそうです。何枚もの絵をつないで動くように見せて、生命が宿るような作品になるわけですね。
ここでは古典的な方法で、2枚の絵によるアニメ(と呼んで良いのか…)を作ります。 宿題ではありませんが、よろしければどうぞ。 ※学年により、分散登校日に教科書に沿って進めていただく課題をお渡ししました。 用意するもの;画用紙など はさみ 鉛筆・色鉛筆・マーカーなど 進め方; 1 紙を短冊状に長細く切ります。紙はやや厚くて腰のあるものが良いでしょう。 2 二つ折りにして、上の紙を丸い鉛筆でくるくる巻き、カールするようにくせを付けます。いきなり丸めずに、机の角に紙を置いて手で押さえ、もう片手で下に引いてしごきます。これを2・3回やってから鉛筆に巻くと良いでしょう。 3 下の紙の下の方に絵を描きます。初めは単純な絵がおすすめです。 4 カールを押さえながら、上の紙を重ねて、同じ場所に少しだけ違う絵を描きます。その違いがアニメの動きになります。 例;ウインクする 手を上下に振る 大きさが変わる 位置が変わる(飛ぶ、落ちる、歩く) 少しずつ描いてはカールをめくれさせて、下の絵を確かめ、また描く…を繰り返します。 5 描き終えたら、カールを鉛筆で押さえる位置を素早く上下にシャカシャカ動かしながら、2枚の絵を見ます。動いて見えればできあがり。あとは必要な修正をしてください。 たくさん作って、見せ合うと楽しいですよ。カールが弱くなったら、また巻きぐせを付け直します。 ※下品や残酷な表現にならないように気を付けましょう。(-_-;) |