3月20日 理科室 二十四節気「春分」
今日3月20日は、二十四節気4番目「春分」です。この日、太陽は赤道上にあり、地球のどこにいても昼と夜の長さが同じになる日です。厳密にいうと実際は昼の方が少し長いそうです。今日の東京、日の出は5時44分、日の入は17時54分で、たしかに10分昼の方が長いですね。天気は春うらら、とはいかず、午前中は晴れていましたが、午後は雷雨や強風とまるで春の嵐のようでした。
この期間はご先祖様への感謝の意味を込めてお墓参りや仏壇の掃除、お供などの供養を行い、それに合わせて自分の日頃の行いを振り返り見つめ直すのが古くからの習わしとされています。また、春の中間にあたり、春分を目安に農家の方たちは農作物を本格的に始めるのだそうです。昨日は、5年生が小宮農園にじゃがいもを植え付けました。収穫が楽しみですね。 最近は早朝、ウグイスが鳴き始め、ユキヤナギやレンギョウ、チューリップの花がちらほら咲き始めました。心躍る春がもう目の前です。桜の開花は今の予想では、3月25日だそうです。小宮小の桜はいつ開花するでしょう。 明日、桜の木を見たいと思います。 3月5日 理科室 二十四節気「啓蟄」
今日は二十四節気の3番目「啓蟄(けいちつ)」です。「啓」は開く・開放する、「蟄」は虫が冬の間、土にこもる、といった意味があります。つまり、虫たちが地上に出てくるということ。これまでの寒さが和らぎ、あたたかな気候になってくる頃ということです。まもなく、色華やかな春の花たちもいっせいに花を咲かせるでしょう。
一方で、この時期は雨の多い時期でもあります。関東から西の地方では、しとしとと雨が降り続くこの時期のことを「菜種梅雨(なたねつゆ)」と呼びます。菜の花が咲く頃の雨であることから、その名がついたそうですが、別名では「催花雨(さいかう)」とも言うそうです。菜の花をはじめ、さまざまな花を催す(咲かせる)雨という意味です。どちらにしても、花を咲かせるための雨なのですね。 四季で考えると季節の変わり目である啓蟄は体調もそうですが、新年度が近づき環境の変化を感じるなどの心の調子も乱れやすい時期です。静かな春の雨の日には、心を落ち着かせ、これまでのことに向き合い、これからの楽しいことを考えてみるといいようです。 3月に旬を迎える野菜は、タラの芽・よもぎ・フキノトウ・菜の花・ニラ・あさつき・新玉ねぎ・春キャベツなど、苦味や香りに特徴のある山菜や野菜が採れます。これらの野菜は、薬膳的にはイライラや不安を和らげてリラックスさせてくれると考えられているので、積極的に食べるようにするのもいいですね。 今日は気温が低めで、お昼過ぎから雨が降り出しました。土中から出てきた虫さんたちも頭を引っ込めてしまいそうですね。 |