6月16日 保護者・地域との合同避難訓練を行いました。

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災害は時と場所を選びません。今年度、上壱分方小学校では、「学校公開の授業参観中に、大きな地震があったと想定し、保護者や地域の皆様とともに安全な場所に避難訓練を行う」計画をたてました。

児童数518名、教職員50名、保護者多数が、迅速に安全な場所に避難することができるのか?前年度、10月2日に行った総合防災訓練の実績があるとはいえ、結果のよめない未知数の部分がありました。

しかし、様々な心配は杞憂に終わりました。子供達はいつもと同じように整然と避難ができました。保護者の皆様にも、大きな混乱はなかったように思います。
何よりも、大きな収穫だと感じたことが2つあります。
・子供達が整然と避難できたこと。(いつもは6分、今回は9分で避難完了でした。)
・地域や保護者の皆様が多数参加してくださったこと。(約200名)

それでも、反省点はいくつかあります。
・2部構成にして、1部を子供、2部を保護者・地域の皆様向けにすべきだったこと。
・消防団や防災課の皆様からいただいた貴重な話を、今後繰り返し子供達に伝える必要があること。

学校公開のアンケートからは、
「子供達の真剣な表情が頼もしかった。」
「子供達がすみやかに行動できていて驚きました。普段の訓練の成果なのかと思う。」という声をいただいています。
あわせて、
「低学年には、お話が少しむずかしかったかもしれない。」
「避難訓練も大切だが、休日の学校公開なので授業がもっとみたい。」
という、ご指摘もいただきました。今後の改善の視点にしていきます。ありがとうございます。

当日は、防災倉庫も開放し、自由に見学できるようにしました。ご覧いただけたでしょうか?
前日の学校評議委員会で「防災倉庫の備品一覧を見ると、ここだけで全部の品物が備えてあるわけではないのですね。」というご指摘をいただきました。「近隣の施設で補い合うような形で備蓄してあります。」とこたえましたが、16日に市の防災課の方から話を聞いて納得しました。

自分の生活に必要な、薬や化粧品や当座の食糧などは、自助の考えのもと、自分で備えておかなければならない。倉庫にあるのは、家が倒壊して住めなくなり避難してきたり、様々な事情で支援が必要であったりする方々への支援のためのものなのだそうです。

自助7割、共助2割、公助1割という考えがあるそうです。自助の考えのもと、備えることはたくさんありそうです。
・家族で避難場所を確認しておく。
・家族で連絡方法を確認しておく。
・家族で必要なものを備蓄しておく。

学校長の話もありました。
・震度5強以上では、引き渡しを行う。
・中央線や京王線などがとまったら、学校でお子様を預かり、引き渡しとする。
・震度5弱以下で安全が確認できたら、学校の判断で集団下校をする。

共助で、忘れてならないのが、消防団の皆様の活躍です。今回も元八王子消防団第8分団第10部(大柳会館前)と、第1部(諏訪神社そば)の皆様、総勢14名と元八王子地区地区連絡防災協議会の皆様および町会関係の皆様がかけつけてくださいました。晴れたら消防団の皆様と6年生代表児童による放水訓練ができるはずだったので残念でした。

最後に、学校公開2日間で609名もの保護者の皆様に来校していただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
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