6年生の机の上には、養護の水越先生から、1年生に入学したときの身長と今の身長差をリボンにしたおめでとうメッセージも置かれていました。
「6年間でこんなに大きくなったね」成長を喜び、また、成長に気付いてもらうすてきなメッセージです。(写真上)
お家の方へ感謝の手紙やお家の方からのメッセージもありました。(写真中)
卒業の日をよい機会とし「さまざま想いを馳せる」そんな日にするための工夫です。
一人ひとりを大切にする船田小の先生方の想いが詰まっています。
以下、写真と記事を追加しました。(3月23日13:15)
1組の教室の入り口には守り神「シーサー」が飾られ、子どもたちを見守ってくれていました。(写真下)
卒業生に幸あれ!
校長式辞を追記に記載します。
追記
令和5年度 第50回卒業式 式辞
船田小学校62名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
桜のつぼみも随分大きくなり、池のカメも毎日のように日向ぼっこするような暖かな日も多くなりました。
皆さんの卒業をお祝いしているようです。
本日は皆さんの卒業式のために、
八王子市 総務部 労務課長 吉森 研吾 様を始め、コロナ禍前に戻り、多くの方々が参加してくださっています。
ありがとうございます。
卒業の餞に、今年の合言葉「今の自分が好き」に関する話をします。
皆さんと校長の平田は一緒に船田小に入学しました。
そんな皆さんの良さは「自分で考えて行動できる」ことではないでしょうか。
「自分は今、何をしなければならないのか」を意識して生活してきた皆さんです。
たとえその時、実現できなくても、挑戦しようとする姿がすてきでした。
仲間と力を合わせることも良くできていました。
助け合ったり、応援したりが自然とできていました。
つまり、今年度校長の平田がずっと話してきた「今の自分が好き」と思える行動を良くとれていたと思います。
「他人(ひと)よりがんばらなくても良い」は、野球のイチローさんの言葉です。
「さぼっていいよ」ということでは決してありません。
「他人と競争する必要はなく、自分との勝負だ!」「サボっているか、全力かは、自分が一番良く分かっている」という意味です。
行事一つ一つについて、テーマを話し合い、めあてやスローガンを決め、気持ちを一つにさまざまな行事を自分たちの手で創り上げてきた皆さんです。
担任の先生方のすばらしい指導・投げかけを、あなたたちは素直な心で受け止め、仲間とともによく考え、努力し、実行・実現することができました。
これからも「今の自分が好き」と心から思えるように、他人との競争ではなく「精一杯頑張った」と自信をもって言える「自分」であってほしいと思います。
他の人がみんなができているような簡単なことであっても、「今までできなかったことが今日できたのなら」大いに自分をほめてあげてください。
逆に、自分しかできないような難しいことであっても「昨日できたのに、今日、さぼってやらなかった。」のなら、「もっと頑張ろう」と自分を励ましてあげてください。
人との競争は必要ないと校長先生も思います。自分との勝負が大切です。
「自分には決して嘘はつかない。」ことも大切です。
さらにもう一つ、あなたを大切に思ってくれている人を悲しませるような行動はしない。
そのことも誓ってほしいと思います。
今まで以上によく考えて正しく行動できる人になってください。皆さんなら必ずなれます。
船田小の先生方はみんな、いつまでも皆さんを応援しています。
卒業おめでとうございます。
保護者の皆様にお祝い申し上げます。
お子様のご卒業、誠におめでとうございます。
お子様の卒業式での凛々しい姿をご覧になって、万感、胸に迫り来るものがあるのではないでしょうか。
これから先、子どもたちは思春期を迎え、何かと不安な時期にさしかかります。
どうか、今までと同様に慈しみの心で、お子様の夢実現を支えてあげてください。
保護者の皆様、地域の皆様の長年にわたっての本校へのご理解と温かいご支援に対しまして、厚く感謝申し上げ、私の式辞と致します。
令和6年3月22日 八王子市立船田小学校長 平田 英一郎