10月6日(金)八王子市教育委員会の体育科担当の藤原指導主事が、船田小組み体操練習の様子を見学にいらっしゃいました。
集中して取り組む6年生、
子どもたちの良さを最大限引き出す先生方の指導、
(この日はICTを上手に活用していました。)
他の学年の空き時間の先生方も含め多くの先生方がフォローして取り組んでいる様子、
等を見て、たくさんのお褒めの言葉をいただきました。
写真:一人技?!
組み体操が始まったら、池の「カメにい」まで組み体操をやっているっぽく見えてきました。(10月6日10:33撮影)
組み体操について
長くなったので折りたたみます。
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追記
大阪の中学校体育祭で起きた組み体操の事故から、文科省は原則組み体操の大技(児童・生徒に加重な負担になる技)禁止の方針を打ち立てました。
都教委もしたがって通達を出しました。
八王子市教育委員会もそれにならい、組み体操を行うには「指導計画の提出」を求めています。
船田小では、子どもたちの自己肯定感を高めるためにも組み体操は必要と判断し、毎年運動会の目玉、全校児童の憧れの演技として実施しています。(コロナ禍で一人技しかできない年もありましたが・・・。)
足りない筋力を高める努力をする。
明確な目標に向かって練習する。
仲間と励まし合い、あきらめないで努力し続ける。
そのことで、自分は一人じゃないという絆感を味わう。
そして、「できた!」と言う達成感を仲間と共に味わう。
下級生は、そんな上級生の眩しいほど輝く姿を見て、「自分も高学年になったらやるぞ!」と決意する。
1年生から見ているので、「がんばれば自分もあんな風にできるはず!」と努力しやすい。
「失敗したら恥ずかしいから」と、やる前から挑戦しない子ども多い今の世の中でも、身近にお手本があるので「やってみよう!」となれる。
そして、見事にやり遂げる。
そんな、すばらしい子どもたちの成長を毎年実現してくれる組み体操です。
みんなと同じ動きで個性がない。
軍隊みたいで、見ていて嫌な気持ちになる。
そんなご意見もあるかも知れません。
常に、どんな教育活動で「みんなと同じ動き」、「自由や個性がない」、「個人のアイディアが活かされない」のでは、確かに「個別最適な学び」「主体的、対話的で深い学び」を目指す、今時の教育ではありません。
組み体操の時は、みんなと心を一つにする。
全員が同じ目標に向かってがんばる。
その結果、みんなでがんばれたと言う一体感や「自分はやればできるんだ!」という達成感を味わえる。
そんなことを意図して、船田小では運動会で組み体操に取り組んでいます。
けがの無いよう、無理過ぎる負荷をかけないよう(負荷はかけます)、「チーム船田」みんなで協力して達成を目指します。
組み体操にプレッシャーを感じている児童もいると思います。
みんなの前でできるか心配な気持ちになるのは当然です。
そんな気持ちにも寄り添い、フォローしながら、乗り越えて、みんなで取り組む快さを体験してもらいと思っています。
子どもたちの大きな成長の材料である組み体操に、ご理解をお願いします。