草花には、地面から茎を伸ばし、葉っぱが付いてくるタイプと、茎がなくて、放射状に葉っぱが広がるタイプがあります。
タンポポやスイセンを思い浮かべて下さい。
茎がなくて地面から、直接葉っぱが出てるように見えますね。
その葉を根生葉(こんせいよう)、根葉(こんよう)、根出葉(こんしゅつよう)と言いい、植物の葉っぱの形態の一種です。
良く見ると見えないけれど、葉の付け根に極短い、数ミリの茎があったり、なかったりで、地面から生えているように見えます。
特に秋に発芽して春に咲く多年草や越年草が、冬越しのために、冬の根生葉だけの形態をロゼットと言います。
なぜ、ロゼット植物になるか。
茎をつくるためのエネルギーが節約でき、そのエネルギーを葉や根に回して、光合成によるエネルギーを、子孫を残す栄養補給をしている。
ロゼット植物は茎が短く葉が密集するので、葉っぱが重なるのを防ぐため、放射状に配置しています。
冬の間に光合成によるエネルギーを蓄え、春に花を咲かせて子孫を残すのが、ロゼット植物の生き方なのです。
そして昆虫に授粉してもらうために花を目立たせ、風などで種子を遠くに飛ばしたりするためには、花の位置は高くないと困るので、花を咲かすときには茎を長く延ばします。
「ロゼットとは」今さら聞けな〜い!花や植物の話!
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