八王子市長からのメッセージお知らせします。 発令中の「緊急事態宣言」が、9月12日まで再延長となりました。 現在、東京都はもとより、全国的に新型コロナウイルス感染症の新規感染者が急増しています。 本市も例外ではなく、8月前半の新規感染者数は一日平均で約115人、これは7月前半の一日平均約12人の実に十倍に及んでいます。 既にワクチン接種を済まされた高齢者の方などが重症化することはまれで、効果が出ていると言えますが、一方で10代、20代の若い世代の感染や家庭内感染が目立つことが気がかりです。 市保健所も全庁応援のもと体制を強化して全力で対応に当たっていますが、市内のコロナ患者受入れ病院は満床状態が続き、自宅療養者も1,000人を超え、地域医療はまさに災害級というべき極めて厳しい状況にあります。 このような事態に対処すべく、本市では8月16日、地域医療体制支援拠点を独自に設置しました。 市、八王子市医師会及び市内医療機関が一体となり、災害医療コーディネーターや救急医療の専門家にもご協力いただきながら、重症化リスクのある自宅療養者や早期に転院・退院可能な入院患者の情報を一元管理し、早期の診療・入院をサポートすることで、自宅療養者の重症化の防止、不安の軽減に取り組んでいます。 また、土砂災害警戒区域や浸水想定区域内で自宅療養されている方の緊急避難場所の確保など、災害時の対策も進めています。 この危機的状況を乗り越えるためには、何より私たち一人ひとりが、人との接触を極力避け、ワクチン接種を済まされた方を含め、気を緩めることなく感染防止対策を徹底するしかありません。 一日も早く感染拡大を抑制するため、ワクチン接種も引き続き進めてまいりますので、職域接種や国・都で行っている大規模会場での接種機会も最大限活用してください。 市民の皆様もご自身の健康と生活、そして地域医療を守るため、今しばらくのご協力を切にお願いいたします。 八王子市長 石森孝志 |