人を動かすエネルギー国同士の争いや政治に関係なく、正々堂々と全力を出し切って頑張る姿は、見ている人の胸を熱くします。 (しつこくてすみませんが、このコロナ禍でオリンピックを東京で開催することには疑問を感じますが、頑張る選手たちには頑張ってもらいたいです。) スポーツは人を元気にしてくれる力があります。 校長の平田もスポーツで元気をもらっています。 もう一つ今元気をもらっているのが、NHKの朝ドラです。 現在は「おかえりモネ」を放映中です。 祭日の放送と、土曜日の1週間を振り返る総集編しか見られませんが、時に涙を流しながら見ています。 特に6月30日の放送での言葉はとても心に響き、メモをしました。 HPや全校朝会や学校便り等で使えないかと思っているうちに、1学期も終わってしまいました。 でも、同じように感じていた人がほかにもいたらしく、7月31日の朝日新聞テレビ欄に記事が載りました(写真) 「何もできなかったと思う人は次はきっと、何かできるようになりたいと強く思うでしょう。その思いが私たちを動かすエンジンです。」というセリフです。 番組では東日本大震災で「何もできなかった」と自分に負い目を感じる主人公への言葉でしたが、この言葉は前を向いていこうと頑張る人すべてに当てはまるのではないかと思います。 船田小では毎日子どもたちは元気に活動しています。 でも、心の中に悩みを抱えている児童ももちろんいます。 友だちとのこと、家庭でのこと・・・。 小学生の自分だけではどうにもならないこともたくさんあります。 さらに、「それは当たり前ではなく不幸なことなんだ。」と分からないまま生活している子もいます。 船田小の先生方は、少数ではありますがそういった境遇にある子どもたちの現状を「何とか変えていきたい。」と頑張っています。 役所には役所のルールがあり、その壁を越えて何かを特別に行うことは難しいです。 でも、何かのせいにして(例えば制度のせいにして)簡単にあきらめることを、船田小の先生方は良しとしません。もちろん私もです。 まさに、「(困っている子どもや保護者のために)何もできなかったと思う人(先生方)は次はきっと、何かできるようになりたいと強く思うでしょう。その思いが私たちを動かすエンジンです。」 「あきらめずに何とかしたい」と頑張り、実際に「一歩踏み出す」船田小の先生方のことを、上手に表している言葉かなと思います。 他の学校にはなくて船田小に適用されている制度や補助金等がいくつもあります。 それは、ひいきされているのではなく、船田小の先生方が粘り強く働きかけているから実現しているものばかりです。 そのエネルギーは「子どもたちにこうしてあげたい。でもできなかった。次こそ!」そんな思いだと思います。 学校ではどうしてもできないことは他の団体と連携して子どもたちや家庭を支援していきます。 学校ボランティアさんも、学校だけでは不可能なことを可能にしてくださる強力なサポーターだと思います。 そして、一昨年から始まった学校運営協議会も様々な取り組みを行い、船田小をより良い学校にしていくために毎月知恵を絞っています。 「チーム船田」は聞こえのいい「お飾りの言葉」ではありません。 船田小の教育に関わる全ての人が「今自分に出来ることは何か」を真剣に考え、実行に移しています。 できることから一つずつ、焦らずに実現を目指していきます。 (校長:平田英一郎) |