人のいいところを認めて
おはようございます。
今日は、他人のいいところを認め、一緒に成長していこうという話をします。 私は、長い間バスケットボールのコーチをしていました。最初のころ、なかなか勝てませんでした。勝てなくて、勝てなくて悩みました。だんだん人が憎くなりました。社会を恨むようになりました。自分は一生懸命努力しているのに、少しもいい思いができない。相手はそんなに努力しているわけでもないのに、あんなにいい思いをしている。悔しくて仕方ありませんでした。そして本当に一生懸命努力したのですが、なかなかうまくいきませんでした。 でも、あるときからうまくいくようになったのです。それは、相手のいいところを認めて、それを自分に取り入れることができるようになってからです。相手のいいところを認めて、自分に取り入れる。そのコツを、今日は教えますね。 簡単です。すぐにできます。そのコツというのは、自分が相手を羨ましがっているということに気付くことです。自分で、羨ましいなと言ってみることです。そうすると、自分が羨ましいと思うことなのだから、相手のことを素晴らしいな、立派だなと認めることができます。 人間というのは人のことを羨ましく思うものなのです。みんなそうなのです。だからそれを隠したり、嘘をついてごまかしたりしなくていいのです。相手の羨ましいところを格好いいな、素敵だなと認めて、どんどん真似して、学べばいいのです。 今日は修了式です。人のいいところを認めて、一緒に成長していこうという姿勢で過ごせるといいですね。 平成27年3月25日 修了式で、校長の話より |
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