鳥の鳴き声と言葉

 おはようございます。
 皆さん秋葉台公園を知っていますか。皆さん知っているようですね。秋葉台小学校のすぐ近くの公園です。あの公園の、入り口を入って、階段を下りて、広い芝生の広場をまっすぐ行くと、大きなピラミッドのようなコンクリートの山があります。その真ん中のトンネルを通ると、その向こう側に長い滑り台があります。(「知ってる〜」の声)あっ、よく知っていますね。そのトンネルを通ったら、そこにきれいな、かわいい鳥がいっぱいいたのです。(「絵だよ〜」の声)あっ、そうですね、絵ですね。あの絵は秋葉台小学校の4年生が書いてくれたのです。
 さて、今日は人間の言葉、今、私も言葉を話していますが、その言葉はもともと鳥のさえずりからきているのではないかという話をします。
 岡ノ谷一夫さんという生物の心理学を研究している博士によると、鳥の鳴き声には大きく2種類あるのだそうです。一つは「地鳴き」といって危険を知らせるときやヒナ、鳥の赤ちゃんですね、ヒナが餌を欲しがるときに使う鳴き方です。もう一つは「さえずり」といって、5、6年生は分かるかな、求愛、こっちのお家においで、君のこと好きだよ、何ていうとき、逆にここは俺の場所だぞ、近づくな、何ていうときに使う鳴き方です。「地鳴き」は短い鳴き方で、生まれつきできるそうです。「ギャー」とか「ピー」などです。「さえずり」は長くて、親から教えられて、勉強してできるようになるそうです。たとえばウグイスは、何て鳴くんだっけ(子供たちから「ホーホケキョ」という声、中には口笛も)そうだね、「ホーホケキョ」だけどあれは勉強して、練習して覚えるんだそうです。そして、その「さえずり」が人間の言葉のもとになっているらしいのです。でも、この考えには疑問な点もあります。たとえば、人間は男の人も女の人も話せるけど、鳥の場合「さえずる」のはほとんどオスなのです。おかしいですね。今、ここにいる皆さんの中から、この謎を解明する人が出てくるかもしれませんね。
 こんな風に皆さんの暮らしている周りの自然には、不思議なこと、研究してみたくなることがいっぱいあります。よく見て、よく聞いて、よく考えてみるといいですね。

     平成27年2月16日  児童朝会で、校長の話より

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