コウモリに学ぶ

(校庭は雪の影響でぬかるんでいます。体育館は、バスケットゴールの工事のため使え ません。放送での朝会となりました。)

 おはようございます。
 1年生の元気な声が聞こえてきました。
 今朝は、一見何でもないような研究が、人の役に立つ、だからいろいろなことに興味を持って勉強しましょう、という話をします。
 皆さんは大きな船が海を走っているとき、「ボーッ!」という大きな音を出すときがあることを知っていますね。あの音は何のために出すのでしょう。人に、船が走っていることを知らせる役目がありますね。実はそれ以外に重要な役目があるのです。それは、霧などで回りがよく見えない時に、あの音を出し、はね返ってくる音の様子で、大きな障害物があるかどうか判断するのです。
 これと同じ方法で、目で見なくても自由に動き回ることのできる動物がいますね。コウモリです。雨の時に使う傘のことではないですよ。動物のコウモリです。コウモリは人間には聞こえないけれど、自分で音を出して、その音がはね返ってくるのを聞いて自分の周りに何があるのか知ることができるのです。イルカも同じことをしているようですね。このことを研究したのはグリフィンさんという人ですが、ハーバード大学のまだ学生だった頃にコウモリに興味を持って研究し、発見しました。
 今では、その研究のおかげで、目で周りを見ることが不自由な人たち、視覚障害のある人たちにとって役に立つ道具が作られています。人には聞こえないけれど音を出して、はね返ってくる音を人間にも聞こえるようにして、周りの様子が分かる道具です。
 今日の話は、一見何でもないような研究が人の役に立つ、だからいろいろなことに興味を持って勉強しましょう、という話でした。終わります。

平成26年2月24日  児童朝会で、校長の話より

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