3月25日(金)8:45から修了式が行われました。
校歌斉唱の後、学級の代表へ校長から修了証を手渡しました。
各クラスの代表は緊張しながら神妙に受け取っていました。
1年間心も体も大きく成長しました。
来年度もしっかりやっていきましょう!
校長講話は「残心」について話をしました。
残心(ざんしん)は、字の通り「心」を「残す」という意味で、日本に昔から伝わり、大事にしている考え方です。
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残念ながら転校してしまうお友達も3人います。
クラス替えの学年や、担任の先生が変わってしまうクラスもあります。
「感謝の気持ちもしっかりもちましょう。」というお話もしました。
4月の始業式で、一学年お姉さんお兄さんになった皆さんと会うことを楽しみにしています。
(校長:平田 英一郎)
追記
平成27年度修了式の話の話
平成28 年3 月25 日
「残心(終えても心が途切れない)」
昨日は卒業式が行われました。
1年生から5年生までの在校生を代表して、5年生が、とても立派な態度で、出席してくれました。6年生も もちろんかっこよかったですが、5年生 素晴らしかったです。
6年生はこの学校を卒業したので、今日の修了式にはいません。ですから、5年生が今日から元八王子東小学校をリードする最高学年です。5年生よろしくお願いしますね。
でも、進級するのは5年生だけではありません。1年生も2年生になります。2年生は3年生に、3年生は4年生に、4年生は5年生になります。
全員の人が修了証をもらいました。ですから、次の学年に進んで、しっかりとその学年の仕事をしてください。
今日は、元八王子東小学校、平成27年度、一年間の終わりの日です。
今、学級の代表の人に修了証を渡しました。この修了証は、みなさん一人一人が、一年間の勉強をよく努力し、終わらせたということを証明するものです。みなさん、一年間とてもよくがんばりましたね。心も体も健康で、元気な子どもに成長しました。
今年度最後のお話をします。
さて、これは、何と読むのでしょうか? そうです、「ざんしん(残心)」と読みます。
残心(ざんしん)は、字の通り「心」を「残す」という意味で、日本に昔から伝わり、大事にしている考え方です。もう少し詳しく話しましょう。
日本で昔から行われてきた「武道」、剣道とか弓道ですね、それとお茶をたてたり(茶道)、お花を生けたり(華道)するとき(芸道)などで使われている言葉です。一つの動作を終えたあとでも心が途切れないという意味です。
剣道では、相手に「めーん」と打ち込んで一本とって勝ちになっても、しばらく緊張感を解かずにその構えをしたままでいることだそうです。
お茶では(茶道)、お客が帰ったとたんに大声で話し始めたり、急いでさっさと片付け始めたりするのではなく、帰っていくお客が見えなくなるまで、ずっと見送ります。その後、一人で静かに茶室に戻って茶をたてて、今日のお客とのことを思い出すということ だそうです。
つまり、やり終えたあと、「終わったあー!」と、すぐに気持ちを終わらせてしまうのではなく、取り組んでいた時の一生懸命の「心」をしばらく「残」すのです。そうすることにより、より強いもの、より良いものになり、もっと良い結果につながるのです。
みなさんも、今年度の勉強は今日で終わりますが、「今の学年が終わった」とか「今年一年がやっと終わった」という気持ちで終わりにしてしまうのではなく、頑張ってきた「心」を残して、今年一年を振りかえってみてほしいと思います。
本当に勉強をがんばれたのか、本当に友達に優しい気持ちで接することができたのか、途中で投げ出さずに最後までがんばることができたのか、「心」を「残」し、静かに振り返ってください。
また、春休みには、今年一年間に使用した学用品の整理が出来るとよいと思います。自分が使った学用品にも心を寄せ、修理したり、不足したものを補充したりしてください。学用品など一年間使ってきた身の回りのものへ心を寄せることは、進学・進級への心構えにつながります。
日本で昔からずっと大切にしてきた考え「残心」、みなさんも大切にしてください。
今日が最後で、クラス替えになってしまったり、お世話になったお友達や先生とお別れする人もいるでしょう。感謝の気持ちを忘れないでください。
さらに、転校する人が3人もいます。寂しいですね。
新しい学校でも元気に活躍してください。
今年一年間の振り返りもしっかりして、良かったことはさらに伸ばし、良くなかったなと反省することは来年度の目標にしてみてはいかがでしょうか。
それでは、4月の始業式で、一学年お兄さんお姉さんになった皆さんと会うことを楽しみにしています。