6月29日(土)11時45分〜 6年生とその保護者向け学校説明会が開催されます。
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イチローのコメントから

【イチロー4000の快音8000の悔しさ(】

 野球を究めようとするストイックな気持ちの持ち主のイチローだが、日米通算4000安打達成後の会見では「プチ満足のススメ」ともいえる独特な哲学を語りました。
 「僕はいっぱい満足している。きょうだって満足しているし、それを重ねないとダメ。満足したら終わりだとかよく言われるが、それはとても弱い人の発想。僕は満足を重ねないと次は生まれないと思っている。ものすごいちっちゃなことでも満足するし、達成感もある。それを感じることによって次が生まれてくる。意図的に“まだまだ、こんなことで満足しちゃいけない”と言い聞かせている人はしんどい。何を目標にしたらいいか分からなくなる。うれしかったら喜べばいい」

  米大リーグ、ヤンキースのイチロー外野手(39)が8月21日、地元ヤンキースタジアムでのブルージェイズ戦で日米通算4000安打を達成しました。試合後は、45分間にわたった記者会見で丁寧に質問に応じたイチロー外野手は「クールな天才」像を脱いだ人間味を溢れる話を聞かせてくれました。

 11年半在籍したマリナーズ時代。低迷するチームをけん引するため安打を打ち続けたにもかかわらず「記録を追い求める利己的な選手」とあらぬ批判を受けて悩んだ。2010年の日米通算3500安打達成時には「祝福の演出はやめて」とチームに申し入れたほどだった。

 今回は記録達成の瞬間に観客が総立ちになり、仲間がベンチから飛び出してきた。「うれしすぎてやめてほしいと思った」。周囲の素直な感情がイチロー外野手の心を開いたのだろう。安打の一つ一つへの思い入れを語り出した。「いい結果を生んできた誇れる自分はいない。4000安打を打つためには8000回以上も(凡打で)悔しい思いをした。それと向き合ってきた。誇れるとしたらそこではないか」

 偉業を重ねてきた22年間のプロ生活も「人間として成熟しているか。前に進んでいるか。実は明確に感じることはできない。そうでありたいと信じてやり続けることしかできない」という。あくなき挑戦心の源泉だった。

 イチロー外野手は何ごとにも貪欲だと見えた。「いえいえ」と笑って、こう否定する。「僕はいっぱい満足している。ものすごく小さなことでも満足するし、達成感もある。それを重ねないとダメ。それを感じて次が生まれてくる。うれしかったら喜べばいい」。どことなく閉塞(へいそく)感が漂う現代。元気づけるためのイチロー外野手の伝言に聞こえた。

六中のみんなも、この夏 ちょっと頑張ったことがあれば、自分をほめてあげて、もっとできる自分のための2学期のエネルギーとしよう!

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