SANSU WARS エピソード7:サーンスのパワー
トルーパーたちに囲まれた一行だったが、パタワンのもっている武器で簡単に危機をのがれられた。
ミナレナイ・ファルコン号は光速でハイパースペース飛行に入り、惑星スージーをめざした。「もう、やつらには追いつけないさ」 サン・ソロが言うのも聞かず、ルーパはパタワンの武器にむちゅうだった。「それは何という武器ですか?」「これは、ペンシル・セーバーだ。サーンスのパワーがある人にだけ、使いこなせるのだ。ルーパよ、おまえにもサーンスのパワーがあるのだ」 「そんなばかな。ぼくには問題が全然解けなかったじゃないですか」 「いや、まだしゅぎょうが足りないだけだ。おまえのお父さんは、このペンシル・セーバーのすごい使い手だったのだよ」 「えっ、父さんのことを知っているのですか?」 「ああ、むかしはいっしょに帝国軍と戦った。だが、パーズ・ルーダーといううらぎり者に殺されたのだ」 ルーパは両親のことを全く覚えていない。しかし、父といっしょに戦ったというパタワンの言葉を信じ、サーンスのパワーを学ぶことにした。 「まずは、この問題をやってみよう」と、パタワンは四角い紙を折り始めた。ルーパはパタワンに習いながらしゅぎょうを続けた。 ルーパの成長はいちじるしく、パタワンの教えをどんどん吸収していった。数をつなぐ問題、数字を当てはめる問題と、どんどん解いていった。 君もしゅぎょうを続ければ、ルーパのようになれるぞ! サーンスがともにあらんことを… |
|