SANSU WARS エピソード6:宇宙港のわな
ルーパは宇宙船のパイロットからの問題を解けなかったが、パタワンは簡単に解いた。さすがサーンスのパワーがある人はちがう。
パイロットは、どうもおたずね者らしい。名前を、サン・ソロという。助手は、コーンパッカだ。 一行は、宇宙船ミナレナイ・ファルコン号にのりこんだ。おせじにも最新型とは言えないものだ。ルーパは言った。「こんな船じゃ惑星スージーまで何日もかかるんじゃないの?」 ところが、ソロは、ふふんとはなで笑った。「見かけはパッとしないが、性能はばつぐんだ。おれの頭のようにな。らくらく光速をこえるさ」 一行が安心して出発しようとしたところに、帝国軍の兵士パズ・トルーパーがやってきた。「現在宇宙港はへいさされている。出発したければ、この問題を解け」それは、ルーパが見たこともない問題だった。「これじゃヒントが少なすぎる」しかし、サーンスのパワーがある人はちがう。パタワンは簡単に解いた。「さあ、出発だ」 しかし、トルーパーたちがまわりを取り囲んだ。「この問題が解けるとは、おまえら、反乱軍だな。レイダ姫の情報を持っているだろう。わたしてもらおう」 これはレイダ姫からの情報をさがす、帝国軍のわなだったのだ。 サーンスがともにあらんことを… |
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