15日(金) 3年算数「重さを数で表そう」

 3年生の学習は、今日から「重さ」の単元に入りました。この日は、班で相談して選んだものの重さが、積み木や1円玉でどのくらいの数で表せるかを、上皿天秤を使って調べました。
 測定をする前に、選んだ4個のものを重い順に予想します。
「定規よりの名前ペンの方が重いよ。」
「そう?定規の方が重いんじゃない?」
実際に持って比べてみても、重さの感じ方は人それぞれのようです。
片方の皿に重さを調べたいものを、もう片方に積み木や1円玉を置いて測定開始です。グループで協力しながら一個一個おもりを置いていく活動は「単位のいくつ分」というイメージ強化につながります。測定が始まると、同じものの重さを量るのに、積み木の数よりも1円玉の数の方が少ないことに気づいた子がいました。
 「わかった!積み木より1円玉の方が重いんだ。」
積み木と1円玉の重さを直接比べなくても、重さが比べられることを発見した、すばらしい気づきでした。
 こうしてグループで選んだものの重さが、「積み木○こ分」「1円玉○枚分」という数で表され、重さを比べることができました。最初に立てた重さの予想順位と違っていた子も多く、
「重さは量ってみないとわからないなあ。」
と口にしていました。
 学習のまとめの際、おもむろにポケットから10円玉を取り出し、
「10円とこの紙(B4)、どっちが重いと思う?」
という質問を子供たちに投げかけてみました。子供たちの多くは、10円玉だと予想しています。しかし、2つを置いてみると紙の方に上皿天秤は傾きました。なんと、紙の方が重かったのです。この結果には、全員が
「うそー!?」
と驚きの反応を示していました。実は10円玉は約5g、紙は約6gあり、実際10円玉に1円玉を加えると、2つの重さが釣り合いました。
 このことから、どんなものでも目に見えるものには重さがあることを全体で共通理解しました。次の時間では、重さの単位「g」を使って、いろいろな物の重さを表していきます。
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