心と言葉

 おはようございます。いつも元気な挨拶で、とても気持ちがいいですね。ありがとう。

 私がいる部屋から、外を見ていると校庭に鳥が来ているのが見えます。皆が果物などのエサを置いてくれたからでしょうか、このところ鳥がたくさん来ています。この間も、スズメよりも少し小さくて、緑っぽい色で、目のまわりが白い・・・、そうですねメジロが来ていました。メジロがエサを食べていると、もう少し大きな、くちばしや足がオレンジっぽい・・・、そうですムクドリがやってきました。すると、メジロはパッと飛んで行ってしまいました。ムクドリがエサをつついていると、そこへカラスがやってきました。ムクドリはパッと飛んで行ってしまいました。メジロはどうして急に飛んで行ってしまったのでしょうか?ムクドリはどうして急に飛んで行ってしまったのでしょうか?
 そうですね、きっと、おそらく、たぶん、自分よりも大きな鳥が来たのでこれは危ないな、怖いなと思って逃げ行ったのでしょう。
 さあ、ここで「きっと」「おそらく」「たぶん」といったのは、本当にそうかな?と疑問が残るからです。鳥には人間と同じような心があって、皆さんのように「ムクドリさんの方が大きいな、強そうだな、怖いな、逃げた方がいいな」と思ったり考えたりして飛んで行ったのでしょうか?
 この疑問、鳥にも心があるのかなという問題はとても難しい問題です。いろいろな考え方があって、はっきりは分かっていません。ただ、人間である皆さんと同じように感じたり考えたりする心はないと言えます。かなりはっきりといえます。
 なぜなら、鳥には人間のような言葉がないからです。
 皆さんは心で感じたり考えたりするときに言葉を使っています。ですから、心を育て、考える力をつけるには言葉の勉強をしっかりすることが大切です。「思いやる」「頑張る」「考える」ためには言葉が必要です。国語の時間に言葉の勉強をしていますね。言葉の勉強をしっかりすることが心を育てるために、重要なのです。

    平成25年2月25日  児童朝会で校長の話より

「ヘッブの法則」

 おはようございます。
 元気な挨拶ですね。ありがとうございます。

 今日は、「ヘッブの法則」という話をします。何だろう、難しそうだなあ。
 今年になって、何回か雪が降りました。その時、まだ柔らかな雪の上を初めて歩くと、足跡がつきましたね。同じところをまた歩くと、また足跡がつきます。もう一回、もう五回、十回と同じところを歩くと雪の上の足跡が道のようになっていきます。
 皆さんが勉強をして、何度も繰り返して、算数や国語や体育を身につけていくということは、このようなことなのです。これを「ヘッブの法則」といいます。
 皆さんの頭の中には、神経細胞というのがいっぱい並んでいます。今、この体育館に皆さんが並んでいるようにたくさんの神経細胞が並んでいます。たくさんというのはものすごくたくさんです。ここにいる人は300人くらいですが、脳の中の神経細胞は1万、10万、100万、いやもっとずっと多くて1億よりも多くて、100億以上もあるのです。何度も何度も勉強をすると、その神経細胞の並んだ頭の中に道ができるのです。「ヘッブの法則」です。だから繰り返し勉強することが大切なのですね。
 今年度ももう終わりの方に近づいてきました。1年生は2年生になる準備、2年生は3年生になる準備を始めていますね。今年度勉強したことをもう一度繰り返しておくといいと思います。「ヘッブの法則」です。

    平成25年2月18日  児童朝会で校長の話より

おてだま

 3年生が「おてだま」を自分で作り、遊びました。
 地域の方が、作り方、遊び方などとても丁寧に教えてくださいました。
 ありがとうございました。
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クリスマスだったらよかったのに

 早朝から降り出した、雪の中を皆で登校しているときです

 「雪がいっぱい降ってきたね」
 「あーぁ、クリスマスだったらよかったのに」
 「あっ、そうだね、トナカイも走りやすいしね!」
 「うん!」
 「プレゼントも増えちゃうかもしれないね!」
 「ぼく、二つもらったもん!」


    平成25年2月6日  登校時の児童と校長の会話より

暴力は絶対にダメ

 おはようございます。
 元気な挨拶で、気持ちがいいですね。
 さて、今日は、とても短いお話しです。そしてものすごく大切なお話しです。しっかり聞いてください。
 皆さん、自分の思い通りにならないことがあったとき、力で相手を脅して言うことを聞かせようとすることはとても悪いことです。絶対にやってはならないことです。自分のやりたいことを、相手の人のことを考えず、力で押し通すことを暴力といいます。
 暴力は絶対にやってはいけません。
 子どもであっても、大人であっても暴力は絶対にやってはいけません。いいですか?  (「ハイ!」という子どもたちの声)
 もし、今、暴力で困っている人がいたら先生に話してくださいね。お願いします。

平成25年2月4日  児童朝会で校長の話より

なわとび集会

 「寒い!早く、ひなたへ行こう!」

 「できたよ!」「こうやって・・・」「二重跳びできました」「そう!そう!」「すごい!」「つかれた〜・・・」
 校庭いっぱいに広がった子どもたち、元気いっぱいに跳び続けました。

        平成25年1月29日  なわとび集会で校長より
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石ころの不思議

 おはようございます。
 今日は、(ポケットから石を取り出す)こんなものを持ってきました。石ころです。この石は群馬県の中里村というところで拾ってきた石です。
 皆さんのまわりに、石はいっぱいありますね。どこにでもあります。実はね、この石を調べるといろんなことが分かるのです。石の中には秘密がいっぱい隠されている。どんなことが分かるかというと、地球の歴史です。昔のことが、この石の中にいっぱい隠されている。どのくらい昔かというと、10年前、100年前、1000年前、いやいやもっと昔、10000年前、もっと昔、1年生、2年生分かるかなあ、何十億年も前のことが分かるのです。
 今日は雪が降りましたが、あの雪を集めてギュウッと力を加えると固くなる、そんな風に石のもとになる物質をギュウッと固めると石になるのです。
 一つ例を出します。たとえば、ダイヤモンドというのを皆さん知っていますね。あのダイヤモンドも石なのです。ダイヤモンドはとても、とても硬い石なのですが、硬い石になるにはものすごい力でギュウッとやらなくちゃいけない。ものすごい力でギュウッとするために、どんどんどんどん上に土を載せて、その土の重さで、土の中のうーんとうーんと深いところでギュウッとする。何と150キロメートルも深いところでようやくできるのです。
 ところがそうしてできたダイヤモンドを地上で見つけることができる。不思議ですね。どうして地上に出てきたのでしょう。
 それから、地球で初めて石ができたのは39億年前くらいだそうです。見つかったダイヤモンドのできた時期を、いつできたか調べてみると、45億年前のものもあるのだそうです。地球が地球になったのは46億年前くらいだそうです。何か変ですね?石ころから宇宙の歴史も探ることができそうです。
 (手に持っていた石をかざして)この石、ここに貝の形のようなものがついています。興味のある人は後で見に来てください。
 今日の話しは1年生2年生、3年生にはちょっと分かりにくいところがあったかもしれません。まとめておきます。
 石ころのような、身近にあるものでも調べるといろいろな不思議があって、いろいろなことが分かります。面白いですね。皆さんが、今やっている勉強は全部そのような不思議につながっています。頑張って勉強しましょうね。

    平成25年1月28日  児童朝会で校長の話より

誕生パーティー

 「昨日、誕生パーティーをしたんだよ」
 「そう、よかったねえー」
 「うん!」
 「どんなことをしたの?」
 「えーと、おじいちゃんが来て、食事をして、プレゼント買ってもらって」
 「へーえ、すごーい!楽しかったね!」
 「うん!」

      平成25年1月28日  登校時、児童と校長の会話より

合格しました

 「校長先生、おはようございます」
 「おはようございます」
 「百人一首の試験に合格したんです」
 「そうですか、それはよかった、どんな試験ですか」
 「えーっと、昨日、16から20までの試験があったんです、それに合格したんです」
 「歌を憶えるんですか?100全部憶えるんですか?」
 「うーんと、AとBとCと、それからDとEとあって、・・・昨日は16から20だったんだけど・・・」
 「ふーん、いっぱい頑張って、できたんだ、うれしかったね!」
 「はい!」

      平成25年1月24日  登校時、児童と校長の会話より

ふきのとうはなさく

 おはようございます。
 今日は1月21日ですね。日本では1年間を夏、秋、冬、春と4つに分けていますが、今は何ですか?
 (子どもたちから「冬!」の声が出る)
 そうですね、冬です。
 さて、日本では1年間を4つに分ける季節の他に、24に分ける季節もあるのです。二十四節気(にじゅうしせっき)といいます。この、24に分けた季節によると、今は「大寒(だいかん)」といいます。大きい、寒いと書きます。どうりで寒いわけですね。1年で一番寒い季節といわれています。先週までは「小寒(しょうかん)」小さな、寒いだったんですよ。
 ところで、24に分けた季節もすごいけれど、他にもっと細かく分けた季節もあるのです。なんと1年を72に分けた季節があります。「七十二候(しちじゅうにこう)」といいます。72に分けるなんてすごいですね。その七十二候によると、今は「款冬華さく(ふきのとうはなさく)」といいます。皆さんは、蕗(ふき)という植物を知っていますか?その蕗の芽、生物学的に正確にはどの部分になるのでしょうか調べてくださいね、蕗の赤ちゃんがもう春に出てくる準備をしている季節ということです。寒い季節ですが、春の準備が着々と進んでいる季節ということです。「ふきのとうはなさく」です。
 皆さんも寒くて、つい縮こまってしまいがちですが、元気に遊んだり勉強したりして、次のステップに向けて進んでいきましょう。

     平成25年1月21日  児童朝会にて校長の話より

スキー場みたい!

 ここはどこでしょう?
 雪化粧した秋葉台小学校と嬉々として遊ぶ子供たち。まるでスキー場のようですね。

          平成25年1月16日  校長より
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耳寄り情報

 先日、NHKが、本校4年生のブラインドサッカーの授業を取材に来たのですが、放映日が決まりました。
 1月15日(月)夜11時25分 「スポーツプラス」という番組だそうです。
 夜遅いので、子どもたちは視聴できませんね。後日見ることができるように録画をしておきます。お楽しみに。

    平成25年1月11日  校長室から校長より

何してるんですか?

 (中休みに、2階の窓から校庭の子どもたちの様子を見ていると、体育着を着た児童が一人近づいてきました)

 「校長先生・・・何をしてるんですか?」
 「みんなが遊んでいるかなっと思って見ているんだよ」
 「・・・」
 「君は、遊びに行かないの?」
 「着替えなくちゃいけないから」
 「そうかあ、そうだね」
 「では、さようなら」

 (両手のひらを腰の前で重ね、丁寧に、お辞儀をして行きました)

    平成25年1月10日  中休み、児童と校長の会話より

なぜ、いつも?

 (始業式の朝の登校時、児童が声をかけてきました)

 「あけましておめでとうございます」
 「おはよう、あっ、あけましておめでとうございます、とてもいいあいさつだね、うれしいな」
 「校長先生どうしていつも黒い服着ているんですか」
 (えっ!)「あっ、黒い服、あー、うん、そうだねえいつも黒っぽい服だよね・・・」
 「・・・、・・・」

 (友達を追うように、階段をどんどん登って行ってしまいました)

     平成25年1月8日  登校時、児童と校長の会話より

当たり前の大切さ

 あけましておめでとうございます。(児童の大きな声のあいさつ)
 いつも、大きな声で気持ちよくあいさつしてくれてありがとう。とてもうれしいです。
 1月の2日と3日に、テレビで見た人もいると思いますが、関東地区の大学の、走って競争をする大会がありました。箱根大学駅伝といいます。
 この大会で1番になるのはとても大変です。どのように大変かというと、あの時、箱根で走ったのは20チームですが、その前の予選に参加したチームも含めると、54チームもある中で、1番にならなければならないのです。どのチームも、ものすごくいっぱい練習します。ものすごく厳しい練習をします。どのくらい厳しいかというと、私も少し練習を見たことがありますが、もし皆さんが見ていたら、きっと「もうやめた方がいいよ」「無理しない方がいいよ」と思う、と思います。それくらい厳しい練習をどのチームもしています。だからその中で1番になるのは、本当にとても大変なことなのです。
 さあ、今年はどこのチームが1番になったでしょうか?
 去年は19番だったチームが優勝しました。去年19番から、今年は1番になったのです。日本体育大学という大学ですが、どうして1番になれたのでしょうか?何が他のチームと違ったのでしょうか?どのチームも皆厳しい練習をしているのに。
 話を聞いてみると、当たり前のことをしっかりやったことがよかったということです。当たり前のこと、普通のことをしっかりやったのだそうです。具体的に言います。夜、寝る時間にちゃんと寝る、朝、起きる時間にちゃんと起きる、食事をきちんととる、あいさつをきちんとするというようなことです。
 厳しい競争の中でも、当たり前のことをきちんとすることが大切だったのですね。

     平成25年1月8日  第3学期始業式で校長の話より

感激しました

「こんにちは」
「あっ、こんにちは」
「休み中は、お母さん、お父さんとどこかへ出かけたりしますか?」
「はいっ!昨日、レ・ミゼラブルを観に連れてってもらいました」
「そうですか、映画ですね?いろいろと考えさせられたんじゃないですか?」
「はいっ!感激しました」
「そう、よかったねえ」
「はいっ!」

  平成25年1月2日  学校から駅に向かう階段で児童と校長の会話より

必ず、必ず役立ちます!

 おはようございます。(児童の大きな声の挨拶)元気な挨拶ですね。ありがとう。
 寒くなりましたね。もう12月も終わろうとしています。冬ですね。夏の頃、校庭の周りにはいろいろな草がいっぱい生えていましたが、その草も今はほとんどありません。ほとんどの草は、秋に種を作って、もう枯れてしまいました。だから、今、草は枯れてしまってありませんが、種は土の中にたくさんあります。そして春になると種から新しい芽が、ポンっと出てきます。楽しみですね。
 さて、種は今も土の中にあるのですが、今は芽が出ません。春になると出てきます。なぜでしょうか?
 「温度、暖かくなるから」(どこからか児童の声)
 あっ、そうですね。春になると気温が上がって暖かくなるから芽が出るのですね。確かにそうです。でも、ちょっと不思議なことがあるのです。
 エノコログサという草があります。穂先が子犬のしっぽのようなホワホワッとした草で、コチョコチョとしたり、猫じゃらしにしたりして遊んだあの草です。秋に実ったエノコログサの種に十分な水と空気そして暖かな温度を与えてみます。ところがほとんど芽が出ないのです。なぜでしょう?不思議ですね。
 実は、このエノコログサの種を、1ヵ月から3ヵ月の間、いったん寒いところに置きます。そして、それから暖かくしてあげると芽がポンッと出てくるのです。
 草の種は、寒い冬をただじっとしているのではありません。種の中では、一生懸命、春、暖かくなったときに芽が出る準備をしているのです。5,6年生の皆さんは分かるでしょうか、植物ホルモンという物質が種の中で変化しているのです。種は、寒い冬の間に、一生懸命努力して準備をするから春にポンッと芽が出るのです。すごいですね。
 さあ、今日は2学期の終業式です。2学期にたくさんのことを学習しました。上手にできたこと、まだ上手にできないことなどいろいろあると思います。よく考えて、また来年に向けて頑張りましょう。今、皆さんが一生懸命努力していることは、必ず、必ず実って、将来役に立ってきます。だから、いまやるべきことに一生懸命取り組みましょう。

  平成24年12月25日  平成24年度第2学期終業式で校長の話より

いらっしゃい!いらっしゃい!

 今日は「子どもまつり」でした。
 いやー、まぁ、とにかくやかましいこと。こころから楽しんでいる様子でした。
 (個人情報のこともあって、豊かな表情の写真を掲載できないことが残念です)

平成24年12月20日  「子どもまつり」で校長より
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あのね!(9)

 「あのね!あのね!・・・*△#○□・・・190ミリリットル入りの缶コーヒーと、250ミリリットル入りの缶コーヒーとどちらが価値が高い?・・・□#○*△・・・」
 「えーっと、あー、ごめん、もう一度説明してくれるかな」
 「うーんとね、・・・□#○*△・・・190ミリリットルの缶コーヒーがあるのね、それが100円なの。それから・・・250ミリリットルの缶コーヒーがあって、それがね100円なんだ。どっちが価値があるか?・・・□#○*△・・・」
 「なるほど、190ミリリットルと250ミリリットルと缶コーヒーが2種類あって、値段はどちらも100円なんだね?」
 「うん!そう」
 「うーん、190ミリリットルしかないのに同じ100円なんだから、190ミリリットルの方が価値が高い、それでいいの?」
 「うん、そうなんだ、・・・□#○*△・・・割り算して・・・□#○*△・・・昨日お父さんが教えてくれたんだ」
 「へーっ、すごいなぁ、面白そうだね」
 「うん!」

    平成24年12月19日  登校中の児童と校長の会話より

何が好きですか?

 校長室のドア越しに、3人の児童がこちらを覗いています。

 「どうしました?何かありましたか?」
 「今度、校長先生に手紙を書くので、校長先生の好きなものを教えてください」
 「食べ物とか、そういうものですか?」
 「うーん、はい」
 「子どもたちが大好きです、あと学校も」
 「うふふ・・・」
 「食べ物のほうがいいかな?」
 「うーん、はいー」
 「何でも好きだからなぁー、えーっと果物とか?バナナ、トマトも好きだし・・」
 「私イチゴが好き!」
 「イチゴもいいなぁ・・・」
 「うふふ・・・あはは・・・」
 「これでいいですか?」
 「うふふ・・・はい・・・ありがとうございました・・・うふふ」
 「こちらこそ、どうもありがとう」

 ニコニコ、ニコニコ帰っていきました。

     平成24年12月18日  校長室で児童と校長の会話より

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