これぞ知的興奮! −動物園の活用法−

 いきなりですが、多摩動物園の解説員の方と子どもたちの会話の一部を紹介します。

 鳥の踵(かかと)はどこでしょうか?
 ここ!
 そこは指のつけ根じゃないかな?
 えーっ、そうか、どこかなぁ。
 じゃ、股関節(こかんせつ)はどこでしょう?
 ここ!
 はい!そうですね。じゃ、膝(ひざ)は?
 ここ!
 はい、そうですね。
 じゃ、踵は?
 あっ!そうか!ここだ!
 その通り。鳥は強大な心臓や強大な肺、そして強大な胸の筋肉を持っているからそれを支えるために膝の上に胸を乗せた形になっているんですよ。じゃ、やってみようか。
 うわー!難しい!できない!
   <こうして子どもたちは、しばし、鳥(の気持ち)になったのでした>

 4月26日、4年生の校外学習は多摩動物公園に行きました。コウノトリに焦点を当てて、観察の仕方、考え方などを体験的に学びました。
 解説員の方とのやり取りは、まるで研究者の集まる学会のように知的興奮があふれていました。
 「動物園は、こうやって見学するんだ!こうやって活用するんだ!」と強く印象付けられたすばらしい校外学習でした。

             平成24年4月26日 4年生の校外学習で校長より

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