心と言葉
おはようございます。いつも元気な挨拶で、とても気持ちがいいですね。ありがとう。
私がいる部屋から、外を見ていると校庭に鳥が来ているのが見えます。皆が果物などのエサを置いてくれたからでしょうか、このところ鳥がたくさん来ています。この間も、スズメよりも少し小さくて、緑っぽい色で、目のまわりが白い・・・、そうですねメジロが来ていました。メジロがエサを食べていると、もう少し大きな、くちばしや足がオレンジっぽい・・・、そうですムクドリがやってきました。すると、メジロはパッと飛んで行ってしまいました。ムクドリがエサをつついていると、そこへカラスがやってきました。ムクドリはパッと飛んで行ってしまいました。メジロはどうして急に飛んで行ってしまったのでしょうか?ムクドリはどうして急に飛んで行ってしまったのでしょうか? そうですね、きっと、おそらく、たぶん、自分よりも大きな鳥が来たのでこれは危ないな、怖いなと思って逃げ行ったのでしょう。 さあ、ここで「きっと」「おそらく」「たぶん」といったのは、本当にそうかな?と疑問が残るからです。鳥には人間と同じような心があって、皆さんのように「ムクドリさんの方が大きいな、強そうだな、怖いな、逃げた方がいいな」と思ったり考えたりして飛んで行ったのでしょうか? この疑問、鳥にも心があるのかなという問題はとても難しい問題です。いろいろな考え方があって、はっきりは分かっていません。ただ、人間である皆さんと同じように感じたり考えたりする心はないと言えます。かなりはっきりといえます。 なぜなら、鳥には人間のような言葉がないからです。 皆さんは心で感じたり考えたりするときに言葉を使っています。ですから、心を育て、考える力をつけるには言葉の勉強をしっかりすることが大切です。「思いやる」「頑張る」「考える」ためには言葉が必要です。国語の時間に言葉の勉強をしていますね。言葉の勉強をしっかりすることが心を育てるために、重要なのです。 平成25年2月25日 児童朝会で校長の話より |