石ころの不思議

 おはようございます。
 今日は、(ポケットから石を取り出す)こんなものを持ってきました。石ころです。この石は群馬県の中里村というところで拾ってきた石です。
 皆さんのまわりに、石はいっぱいありますね。どこにでもあります。実はね、この石を調べるといろんなことが分かるのです。石の中には秘密がいっぱい隠されている。どんなことが分かるかというと、地球の歴史です。昔のことが、この石の中にいっぱい隠されている。どのくらい昔かというと、10年前、100年前、1000年前、いやいやもっと昔、10000年前、もっと昔、1年生、2年生分かるかなあ、何十億年も前のことが分かるのです。
 今日は雪が降りましたが、あの雪を集めてギュウッと力を加えると固くなる、そんな風に石のもとになる物質をギュウッと固めると石になるのです。
 一つ例を出します。たとえば、ダイヤモンドというのを皆さん知っていますね。あのダイヤモンドも石なのです。ダイヤモンドはとても、とても硬い石なのですが、硬い石になるにはものすごい力でギュウッとやらなくちゃいけない。ものすごい力でギュウッとするために、どんどんどんどん上に土を載せて、その土の重さで、土の中のうーんとうーんと深いところでギュウッとする。何と150キロメートルも深いところでようやくできるのです。
 ところがそうしてできたダイヤモンドを地上で見つけることができる。不思議ですね。どうして地上に出てきたのでしょう。
 それから、地球で初めて石ができたのは39億年前くらいだそうです。見つかったダイヤモンドのできた時期を、いつできたか調べてみると、45億年前のものもあるのだそうです。地球が地球になったのは46億年前くらいだそうです。何か変ですね?石ころから宇宙の歴史も探ることができそうです。
 (手に持っていた石をかざして)この石、ここに貝の形のようなものがついています。興味のある人は後で見に来てください。
 今日の話しは1年生2年生、3年生にはちょっと分かりにくいところがあったかもしれません。まとめておきます。
 石ころのような、身近にあるものでも調べるといろいろな不思議があって、いろいろなことが分かります。面白いですね。皆さんが、今やっている勉強は全部そのような不思議につながっています。頑張って勉強しましょうね。

    平成25年1月28日  児童朝会で校長の話より

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28