当たり前の大切さ

 あけましておめでとうございます。(児童の大きな声のあいさつ)
 いつも、大きな声で気持ちよくあいさつしてくれてありがとう。とてもうれしいです。
 1月の2日と3日に、テレビで見た人もいると思いますが、関東地区の大学の、走って競争をする大会がありました。箱根大学駅伝といいます。
 この大会で1番になるのはとても大変です。どのように大変かというと、あの時、箱根で走ったのは20チームですが、その前の予選に参加したチームも含めると、54チームもある中で、1番にならなければならないのです。どのチームも、ものすごくいっぱい練習します。ものすごく厳しい練習をします。どのくらい厳しいかというと、私も少し練習を見たことがありますが、もし皆さんが見ていたら、きっと「もうやめた方がいいよ」「無理しない方がいいよ」と思う、と思います。それくらい厳しい練習をどのチームもしています。だからその中で1番になるのは、本当にとても大変なことなのです。
 さあ、今年はどこのチームが1番になったでしょうか?
 去年は19番だったチームが優勝しました。去年19番から、今年は1番になったのです。日本体育大学という大学ですが、どうして1番になれたのでしょうか?何が他のチームと違ったのでしょうか?どのチームも皆厳しい練習をしているのに。
 話を聞いてみると、当たり前のことをしっかりやったことがよかったということです。当たり前のこと、普通のことをしっかりやったのだそうです。具体的に言います。夜、寝る時間にちゃんと寝る、朝、起きる時間にちゃんと起きる、食事をきちんととる、あいさつをきちんとするというようなことです。
 厳しい競争の中でも、当たり前のことをきちんとすることが大切だったのですね。

     平成25年1月8日  第3学期始業式で校長の話より

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