学校の北側の竹林の中に、キヌガサタケと思われるキノコが数本生えていました。キヌガサタケは白いレース状の菌網を伸ばす特徴的な外見をしている珍しいキノコで、その姿から、キノコの女王とも呼ばれたりします。傘は網目状で、暗い色をした色の「グレバ」という胞子を作る部分で覆われています。この「グレバ」が強烈なにおいを放ち、このにおいで呼び寄せられた昆虫などに胞子を運ばせています。キヌガサタケは、くさい部分を取り除くと深いコクと旨みのあるキノコとして知られていて、中国やフランスでは高級食材として扱われているそうです。