Diary 学校日記

美しい音楽は美しい生活から

公開日
2020/04/30
更新日
2020/04/30

吹奏楽部

みなさんお久しぶりです。顧問の当麻です。元気にしていますか?
3月から続く長い休校・自宅待機で生活が大きく変わってしまいましたね。我慢しなくてはいけないことも多いから、気がくさくさしている人も多いのではないでしょうか?

突然ですが、「のだめカンタービレ」という漫画を読んだことがありますか?ドラマやアニメにもなっている音大生の成長を描いた作品です。
作中で千秋先輩は「美しい音楽は美しい生活から」と汚部屋で暮らしている「のだめ」に言います。

私自身、部屋の整理整頓が大の苦手です(なるべく片付けるようにしていますが…)。
散らかりのピークを迎えるときは大体の場合、自分の気持ちと身体にゆとりがないとき。部屋や身の回りが散らかると、イライラ、ぐちゃぐちゃもするし、「あれもこれもしなくちゃ」とさらに気持ちにゆとりがなくなって、もっと散らかる…という無限ループに突入します。「美しい生活」なんてどこへやら。イライラもしているから、笑顔も減ってしまいます。人に優しくもできなくもなります。自分の気持ちも相手に上手に伝えることもできません。

気持ちにゆとりがなくなると「美しい生活」は遠ざかっていくばかりです。

身の回りの散らかりは私の心のバロメーター。
散らかり方をみてヤバいと感じ、片づけをしたり、読書をしたりして気持ちを整えています。すると気持ちにゆとりが生まれて、自然に笑顔も増えます。人にも優しくなれます。

心や気持ちがすさんだ状態では美しいものは作り出せませんよね。

美しいものを作り出すためには「美しい生活」が必要です。「美しい生活」は美しいものを作り出す、と私は思っています。

音楽もきっと同じで、美しくて相手の気持ちに届く音楽を奏でたいのであれば、気持ちのゆとりを持つことが必要です。(美を追求する世界ではすべて当てはまるのではないかな??)

今できることはとても限られています。でも規則正しい生活をする、自分で時間を決めて勉強してみる、お散歩などで体を動かしてみるとか…ゆとりのある気持ちを「美しい生活」で育てて、心の美を音で表現できるように準備をしてみてください。
また素直で元気な打中サウンドが聴けることを楽しみにしています。