きこえの学級(難聴通級指導学級)

きこえの学級について

きこえの学級は、難聴の生徒のための通級による指導を行う学級です。
難聴によって生じる学習上又は生活上の困難を克服するため、その能力や個性に応じて適切な教育や支援が受けられるように平成13年4月に八王子市立第五中学校に設置され、令和2年度4月に本校後期課程に移設されました。。
自らの力を高めていくことと周りに協力を求めていくことで、聴覚障害による困難を克服し、社会でたくましく生きるために必要な力を身に付けていきます。

このような指導をしています

《1》
本校通常学級に措置され、難聴学級への通級が望ましいと判定された生徒(校内通級生)に対して、「きこえの学級」での自立活動(教科の補充学習含)を個別・小集団指導で行っています。また、市内他校及び他市において通常学級に措置され、難聴学級への通級が望ましいと判定された生徒(校外通級生)についても、自立活動(教科の補充学習含)を個別・小集団指導で行っています。

《2》
(1)校内生に対する教科の補充学習における個別・小集団指導は、英語及び数学の2教科について実施しています。国語については教員がPC同時通訳を行います。授業内容と評価方法は、通常学級に準じます。 ただし、きこえの状態により試験や評価に困難が生じる場合(聞き取り等)は、試験方法や評価の観点を一部変更することがあります。
※音楽等の個別・小集団学習を行わない教科について、同様の措置をとることがあります。
(2)上記の3教科以外は通常学級での授業となりますが、社会科の授業を中心にボランティアやきこえの学級担任がノートテイク(要約筆記)、PCテイク(PCによる要約筆記)等の方式で情報保障を行っています。

《3》
校外生に対する自立活動及び教科の補充学習における個別・小集団指導は、生徒の実態に応じて行っています。合わせて、在籍校での生活についての相談(日常、学習、部活動等)、聴覚に関する学習も随時実施しています。

《4》
校内生及び校外生に対して、オージオメーター(リオンAA−76)を使用しての聴力測定を行うとともに、聴覚管理についての学習を行っています。

《5》
小学校難聴通級指導学級や聴覚特別支援学校、医療機関等の関連機関との連携を図りながら指導を行っています。

学級形態について

・通級制です。(聴力管理を目的に、学期に1〜3回指導を受ける定期指導も行っています。)
・校内通級生は、いずみの森義務教育学校後期課程の通常の学級に在籍し、自立活動及び教科の補充学習における個別・小集団での指導や支援を受けています。
・校外通級生は、市内及び市外の他校から、週1回程度放課後に本校へ通級し、自立活動及び教科の補充学習における個別・小集団での指導や支援を実態に応じて受けています。
・学級行事では、校内通級生と校外通級生が一緒に活動する機会を設けています。