1 夢大地の意義・目的
由井第三小学校の特色ある教育活動である「夢大地」とは、「ゆめをもって、いきいきと生きる子供が育つ、さんさん(燦々)と輝く学びの場」となる人的・物的環境のことをいいます。そして、この「夢大地」を活用して由井第三小学校の子供たちが自分たちの学校を愛し、自分たちの夢を育むことができるよう教育活動を行っていくことが大きな目的であります。そのために、地域の教育資源に支えられて活用していく自然環境・農業体験・地域伝統芸能習得活動を中心に行っています。
(H29 副読本「ふるさと小比企・片倉 夢大地」より。R5加筆)
2 夢大地の歴史
「夢大地」は、第28代校長の福田晴男先生が、自分の学んだ小学校が人生の出発点、心のふるさとであってほしいという願いからスタートしています。この願いを実現するためには小学校時代が記憶に残る楽しいものであり、そのためには子供の夢を実現する教育活動を行っていくことが大切だと考えたのです。まず、目についたものが由井第三小学校周辺の自然環境や文化環境に恵まれている点、保護者や地域の方々の協力体制の素晴らしさです。そこで福田校長先生は子供の夢を育む基盤を、地域の人的・物的環境を含めて「夢大地」と命名し、「夢大地」を活用した教育活動を展開していきました。この理念は由井第三小学校に脈々と受け継がれていき、第29代校長の青木利夫先生、第30代校長の白石貴志先生、第31代校長の河村真奈美先生、そして現在の筒井泰行校長先生のもと、地域の方と協力しながら、児童の実態や時代・地域のニーズに合わせ、発展しているのです。「子供たちの夢を育む」という基盤はは変わることなく受け継がれています。
(H29 副読本「ふるさと小比企・片倉 夢大地」より。R5加筆)
3 地域の協力者(人的資源)と夢大地
「夢大地」の取り組みには、多くの地域の協力者がいます。地域の協力者がいないと、成り立ちません。稲作や野菜作り体験を中心に協力いただいている地域の方々、伝統芸能である「豊年太鼓」や「お琴」の指導者の方々、昔遊びを教えてくださる地域のシニアクラブの方々。さらに乳牛の飼育について話をしてくださる磯沼牧場の方々。この方たちの協力があっての「夢大地」と言えるのです。また、他にも稲作活動に全面的に協力いただいている八王子農協の方々、座禅体験を行ってくださっている長慶寺のご住職。たくさんの地域の協力者に支えられています。
(H29 副読本「ふるさと小比企・片倉 夢大地」より。R5加筆)
4 自然環境(物的資源)と夢大地
小比企の丘
湯殿川
桑の木広場
片倉つどいの森公園
片倉城址公園
木の実拾いに行ってきました
9月22日に1年生が行った桑の木広場での虫採りや、今回の木の実拾いは、5月に1・2年生が行った生活科校外学習と同じく、由井第三小学校の周りの自然豊かな環境を生かした「夢大地」の取り組みの一つです。
つどいの森には、大きなクヌギの実がたくさん落ちていて、子どもたちは夢中になってたくさんのドングリを集めました。放課後に近くの公園や神社でいろいろな種類のドングリを拾って持ってきてくれた子もいて、大きさや形が様々なドングリがたくさん集まりました。これから11月にかけて、このドングリを使って、リースの飾りつけやおもちゃ作りに取り組んでいきます。
夢大地の取り組み(1・2年生活科校外学習)
毎年、1・2年生がこの時期に一緒に出かける生活科校外学習は、由井第三小学校が行っている「夢大地」の取り組みの1つです。「夢大地」は、由井第三小学校の周りの自然豊かな環境や、地域の人達との関わりの中で、夢をもっていきいきと生きる子供を育てたいという思いで取り組んでいます。1年生は、季節ごとに自然や生き物と関わる生活科の学習を中心として「夢大地」に取り組んでいます。
公園では、ツツジやタンポポ、菜の花など春の花が咲き、次第に濃くなる木々の緑が美しい中で、2年生のお兄さん、お姉さんと一緒にグループ遊びをしたり、お弁当を食べたりしました。広い広場で思いきり走り回ったり、坂になった芝生の上を転がったりと、楽しい時間を過ごすことができました。
1・2組共に全員が参加し、全ての行程を歩き切ることができました。保護者の皆様には、事前に持ち物や子供たちの体調を万端に整えて送り出していただき、感謝いたします。ご協力ありがとうございました。