魚住 弘隆さん(元学校運営協議会委員)
間もなくこの学舎を大きく羽ばたき巣立って行こうと準備を進めている3年生諸君! |
君たち自身もこれらの壁を乗り越える力と技を、短い期間ではありますが、卒業まで「ケジメ」をつけた生活を送る事によって培われます。
君たちは団結力のある素晴らしい3年生でした。私も、君達とともに素晴らしい卒業式を迎えたいと思っています。素晴らしい卒業式とは、厳粛に式を進行させるものであって楽しく個人プレーをする事ではありません。
約束して下さい。
卒業式には、私や保護者・来賓の方々に素晴らしい卒業式を見せて、感動をプレゼントしてください。これが君達最後の集団活動です。卒業式は楽しくやるのではなく厳粛に行うものです。そのため、卒業式には次の事項を必ず守って下さい。
1.制服(標準服)着用の事、及び、だらしない格好をしない。
2.髪を染めたり、ピアス・ネックレスを身に付けたりしない。
3.卒業式中の私語は慎む。
この3年間君達に手も焼いたこともありましたが、体育祭や合唱コンク−ルには、一致団結の底力を発揮してくれました。そこに、徹底した自分一人を目立たせない、全員統一の行動があったから感動が生まれた筈です。あの時、感動を戴きありがとうございました。創立以来、君達に理屈抜きで親しみを感じました。地域の子供は我が子も同然です。
君達も在学中、私に声をかけてくれてありがとうございました。卒業式は、最後の集団行動です。
君達の底力を見せてください。
私も来賓席から凛々しい姿を拝見し、来賓の方々には、「どうだ、城山中学校は」と自慢させてください。
必ず高校も卒業し、3年後に卒業証書を見せて頂ける事を楽しみにしています。
平成21年3月吉日
進藤 丕さん(学校コーディネーター)
人生には色々な切っ掛けと出会いがある。 長い会社生活を卒業し毎日が日曜日で為すこともなく過ごしていた平成17年7月頃、城山中学校パソコンクラブが地域の高齢者にパソコンを教えるというチラシを町会の回覧板で見たので、当時の関原副校長にアシスタントとしてお手伝いしたいと申し入れたところ快く受け入れていただいたのが学校支援ボランティアの始まりであった。 平成18年1月、新規にホームページを立ち上げたいので支援してほしいと関原副校長から要請されたので今度はこちらで快く引き受けました。城山中学校保護者OBでもある私は恥ずかしながら息子二人が在学中には仕事が忙しいという勝手な理由で一度も学校に行ったことがなく償いの気持ちで取り組んだ次第です。 当時の古いホームページは市の教育委員会で作成した簡単なものでした。これを斬新なデザインにするため、先ず全国の城山中学校と名のつく中学校10校のホームページを全てチェックし比較・検討しました。約3ケ月かけて関原副校長と打合せしながらトップページのデザインと目次を決めました。 とにかく、顔の見えるホームページにしようという方針で当時の青木校長先生の写真を最初に入れました。 |
校歌については歌詞だけでは感動が湧かないので肉声を入れるため当時の2年3組の生徒にピアノの伴奏で合唱してもらいましたがダメが何回も続きやり直しの末、苦労してやっと録音しました。 現在のホームページは吉田校長先生の提案で更に検索し易い形式にするため昨年9月にリニューアルしました。また、記事もPTA広報誌から一部転載することもあることと、各種情報を組織的に収集するために「ホームページ編集委員会」をつくりPTA本部役員・広報部の方や教員にも参加していただいています。 課題としては「生徒会のページ」を充実させ生徒自身が編集し意見や情報を発信してほしいと期待しています。 このような活動を続けていたところ、はからずも吉田校長先生の推薦で昨年7月に学校コーディネーターという大役を仰せつかりました。 平成20年4月より城山中学校は地域運営学校として新たにスタートしたこともあり、いろいろな試行錯誤が行われていますが、何よりも地域の人々が学校をサポートする体制づくりが求められています。具体的には学校を学び舎にふさわしい快適な環境にすることと、生徒を健全に育成する教育目標「学ぶ・鍛える・思いやる」を実現するために先生方を支援することです。 そこで学校支援ボランティアを公募したところ幸いにも30名の応募があり嬉しい悲鳴をあげています。城山中学校通学区域はもちろん、市外の方からも応募がありました。学校支援ボランティアの種類は多岐にわたっています。授業支援、放課後学習クラブ、道徳、生活指導、部活指導、心の教室、園芸、etc。最近校内を美化するためPTAの「花いっぱい運動」には近隣のガーデニング専門家二人が早速サポートに来てくれました。 後は如何にして先生方をサポートし、生徒たちの能力向上に結びつけるかが課題です。 現在、地域の学校支援ボランティアの方と学校側のニーズを整合させるため微力ではありますがスクールコーディネーターとして調整業務に取り組んでいます。
【所感】3年間にわたり、講演会や授業に参加させていただきましたが残念なことに一部の生徒に学習意欲がない姿を見るにつけ将来を案じています。最近、大不況と言われていますが比較的裕福な家庭に生まれた生徒たちは苦労を知らず温室育ちで我ままです。親から自立して生きていくという将来の自分が想定できていないようです。しかし、世の中はそんなに甘くありません。自己責任を問われた時には手遅れです。「今が大切です。親は身代わりになれないのです。」このことを理解させてやりたいと思って事ある毎に苦言を呈しています。 平成21年6月1日