校長あいさつ

校長 秋山 真一

2024.5.3

本校は昭和22年、南多摩郡由井村立由井中学校として開校しました。

本校の歴史をたどれば、戦後の食糧難、物資難の時に、水道敷設のために大金を拠出した地域の方々や校庭拡張のために労働奉仕をいとわなかった保護者の方々など多くの皆様の努力と労苦によって開校したことが記されています。

まさに、戦後の何もない時代にあって、若者こそが未来への希望であり、教育こそが若者に与えうる最高の財産であるであるという、大人の熱い思いにより由井中学校が誕生しました。

それを反映して、校歌には次代を担う若者に夢と希望を託して「自律と自主を保つべし」と、人間としての在り方と文化国家の担い手として世界に羽ばたく人材の育成への期待と熱い思いが歌詞に込められています。

また、学区の生徒数の増加に伴い昭和49年には打越中学校、さらに昭和55年には中山中学校が本校から分かれ、開校して今日に至っています。現在は学校自由選択制の導入により、交通の利便性もあり八王子市内全域より通学してくる生徒も少なくありません。平成25年度からは、地域運営学校として、地域に支えられ地域を支える中心となる学校として新たな歩みを始めました。

本校の教育目標は「知・徳・体」の調和のとれた人間性豊かな生徒の育成です。

1 自ら考え学習する生徒
2 思いやりのある礼儀正しい生徒
3 正義を愛し心豊かな生徒
4 体を鍛えくじけない生徒
5 進んで社会に奉仕する生徒

また、教育理念として、「自立・貢献 そして挑戦」を掲げています。生徒が実社会で自立・貢献し、変化の激しい未来社会で挑戦を繰り返し、新たな価値を創造してほしいとの願いからです。

教育目標の達成に向け、本校では、学習、スポーツ、文化活動や様々な体験学習活動等を通して、教職員が一丸となって教育活動に当たっていきます。移り変わりの激しい世の中にあっても揺らぐことのない人間力を、文武両道の精神を基に身につけることで、社会の中で自立し、さらに必要とされ、国際社会の中でも自信と自負を持って活躍できる人間の育成をめざして教育活動に取り組んで参ります。保護者・地域の皆様のご理解、ご協力とご支援をお願いいたします。

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