人権教育研究協議会
- 公開日
- 2010/06/15
- 更新日
- 2010/06/15
今日の出来事
6月14日(月)立川の多摩社会教育会館ホールで行われました。
東京都の教育委員会主催のこの会は、毎年この時期に行われます。
人権教育の最前線で、差別に苦しみ、不当な差別について「語り部」として世の中にアピールする人たちの話を、直接伺うことができる貴重な会です。
昨年度は藤井さん。今年度は、国立療養所多摩全生園入所者自治会前会長の 平沢保治さんのお話でした。
ハンセン病患者として、強制的に隔離され、人間らしい生活を送ることができなくなってしまいました。
(以下パンフレットから引用)
・親や兄弟姉妹と一緒に暮らすことができない・・・。
・実名を名乗ることができない・・・。
・結婚しても子供を産むことが許されない・・・。
・一生療養所から出て暮らすことができない・・・。
・死んでも故郷の墓に埋葬してもらえない・・・。
こうした生活をハンセン病患者は長い間強いられてきました。
あなたは想像できますか?
(「ハンセン病の向こう側」発行:厚生労働省/平成21年9月より)
私達は幸いなことに、差別によるつらい思いは何一つ受けていません。
関係のない別の世界にいるようですが、裁判で国が間違っていたと判決が確定したのは平成13年、今から9年前のことです。
3年生が生まれた年です。そんなに遠くの出来事ではありません。
二度と同じ過ちを繰り返さないために、私達はどうすれば良いのか・・・。
考えるきっかけをくれた、講演会・協議会でした。