学校日記

中野北小学校暴力根絶宣言

公開日
2017/12/04
更新日
2017/12/04

校長より

学校教育法第11条には、体罰の禁止が定められています。
しかし、残念なことに、教員の児童・生徒に対する体罰の報道がいまだになくなっていないのが現状です。

東京都教育委員会では、現在、都内の全ての公立学校に対し、体罰等実態把握調査を行っています。

子供たちでも、教員でも、暴力による問題の解決はあってはならないことです。

今朝の全校朝会では、4年生の「あいさつ名人」の代表あいさつの後、校長から次のような話をしました。

・12月に入ったが、11月は「ふれあい月間」として、学校でいやなことが起きないような取組を進めてきた。
・具体的には、「ふわふわ言葉を使おう」とか、「ていねいな言葉で挨拶をしよう」など、毎週の目標を決めてきた。
・クラスによっては、帰りの会に友達のよいところを見付ける「今日のキラキラさん」というコーナーを作ったり、「ありがとうキャンペーン」という取組を行って、友達への感謝の言葉を教室に貼ったりしているようだ。
・各学級では、「学校でいやなことが起きていないか、また、いやなことをされている友達を見たことがないか」というアンケートをとっている。
・校長先生もアンケートの結果を見たが、ほとんど全ての子は、楽しく学校で生活できているようだが、ごく一部、悪口を言われたり、叩かれたりして、いやな思いをしている子がいるようだ。
・特に、ぶったり蹴ったりするような暴力は絶対に許すことはできない。
・今、お相撲さんの中で一番強い横綱が、他のお相撲さんに暴力をふるい、責任をとって、引退したということが大きなニュースになっている。
・どんなに強い人でも、暴力を振るうことは許されないということだ。
・学校の中に、ぶったり蹴ったりする人がいるなら、その人は、自分が強く、相手が弱いと思っているはずである。
・それは、力が強くても心は弱いということだ。
・問題が起きた時は、人間は、話し合いで物事を解決する。
・国と国が問題を話し合いで解決できず、力づくで解決しようとしたとき、それは、戦争という悲劇となる。
・6年生は、社会の歴史の学習でそのことを繰り返し学んできたはずである。
・力が強い人こそ、周りに優しく、思いやりがもてなくてはいけない。
・校長先生との約束の第2は、「自分も周りの人も大切にする」こと。
・暴力で物事を解決しようとする人は、周りの人を大切にできないということだ。
・校長先生との約束違反である。
・中野北小学校には、暴力が絶対あってはいけない。
・これは、子供だけでなく、先生方も同じである。
・ここにいる全員が、「暴力は絶対にしない」と改めて心に誓ってほしい。

子供たちも教員も、校長の話を静かに聞いていました。

「暴力は絶対にダメ!」
人間が共同生活を送る上での最も基本的なルールを徹底させたいと考えています。

校長からは、5年生の連合音楽会での活躍をねぎらう話や、読書のよい効果などについての話をし、「読書マラソン」の目標を達成した児童の表彰も行いました。【校長】