宮上中トピックス

修学旅行特集7

公開日
2020/10/15
更新日
2020/10/15

学校の様子

9月6日(日)1日目
写真上)まずは、お坊さんによる講話を聴きました。後半の内容を要約すると以下のようです。時に笑いを取りながら、心に染み入る良いお話を聞かせていただきました。

 仏さまをお参りするとき、お願いするだけでなく、自分のできることはちゃんとやること。自分の力の及ばないことはお願いする。お願いのしっぱなしではいけない。例えばコロナの収束をお願いする。でも、自分のできる感染対策は一生懸命やる、ということ。
 いつも楽しいことばかりでなく、辛いことがあるとき、いやなこと、しんどいことがあるとき、静かに心を落ち着ける時間があればよいが、なかなかむずかしい。そんな時心を落ち着かせる言葉は「ありがとう」。
 修学旅行の楽しさは、どこに行くかよりも誰と行くのか、誰と一緒の時間を過ごすのかが一番大切なのではないか。いまみんなが一緒にいるのは同じような時期に生まれ、同じような場所にたまたま住んでいたから。今目の前にいる仲間との出会いがとても「有難いこと」 お釈迦様の逸話から、百年ぶりに水中から浮き上がってきた目の見えない亀が、大海原に浮かぶ板に空いた小さな穴から顔を出す確率、それがあなたが人間として生まれた確率と同じ。生まれたことそのものがほとんどあり得ないくらい「有り」「難い」こと。そんな一人一人同士が出会う確率もさらにありえないくらい小さいこと。つまり「有難い」こと。そんな出会いの友と良い思い出をいっぱい作ってほしい。不当にしんどい時に無条件で助けてくれるのは、一緒に歯を食いしばって乗り越えた友達。今はとてもありがたい時間をもらっている。コロナ禍の中で修学旅行に来られる学校が少ない中で、皆さんはチャンスをもらっている。そのチャンスを生かし、仲間と良い思い出を作れるかは自分次第。あなたの命をどんな風に過ごしていくか一瞬一瞬のこの「有難い時間」を精一杯大切に。

写真中)先生がお坊さんとして薬師寺に入るかも、の一幕も

写真下)伽藍を見学し、西塔、金堂とまぶしいばかりの青空とをバックに集合写真を撮りました。