駅にエレベーターがあるのは、仲間の力
- 公開日
- 2022/06/21
- 更新日
- 2022/06/21
今日のできごと
6月21日(火)、3〜4校時、4年生は総合の学習をしています。テーマは車椅子について。八王子市社会福祉協議会のご支援を得て、3校時には車椅子体験。そして、4校時には、車椅子を使われている講師の方のお話をうかがいました。
「私の仕事は、しょうがいについて、大人の人にも理解してもらうよう努めることです。」と話し、毎日の生活のことから、外で困ったことがあった時、周りの人にどのように声をかけるかなど、分かりやすく説明していただきました。
講話が終わると、質問がある子は、講師の前へ。目と目を合わせ、言葉できちんと伝えました。そして、バリアフリーのことでは、「この体育館でも、床に段差があるだけで、ぼくたちには、壁があるようなものです。」と伝え、公共施設の在り方については、「昔、駅には、階段とエスカレーターしかありませんでした。僕の仲間が働きかけて、エレベーターが設置されるようになったのです。またこれは、30年ほど前のことで、エレベーターがないところでは、周りの人に声をかけて、階段を担ぎ上げてもらっていました。」と話しました。この言葉には、子供たちは大変驚き、福祉について考える、ひとつのきっかけになりました。
講師の方は、最後にこう話されました。「健康な人ばかりで暮らす施設では、しょうがいがある人のことはわかりにくいものです。ぜひ、いろいろな人がいることを知り、例えば、車椅子で暮らしている人のことを考えてください。」