学校日記

9月21日 4年生 国語「一つの花」

公開日
2021/09/22
更新日
2021/09/22

4年生

4年生の1つのクラスでは、国語で「一つの花」のお話を学習していました。
この「一つの花」は、戦争の時代を背景に幼いゆみこという女の子とその家族を描いたお話です。戦時中で食べるものもままならない状況を幼いゆみこが理解できるわけはなく、ゆみこはお母さんに食べ物をねだります。それに対してお母さんは「一つだけよ。」と言ってゆみこにあたえます。このお母さんの口ぐせをいつからかゆみこはおぼえてしまい「一つだけちょうだい。」とおねだりするようになります。
授業では、一度お話を読んだ後で、子どもたちから感想を集めて、その疑問をもとに学習の課題を決めていきました。
「なぜ、ゆみこは一つだけっていうのか、ふしぎ。」
「どうしておかあさんは、自分の分もあたえてしまうのかな?」
先生は、作品の主題にせまる、こうした子どもたちの感想をとりあげて紹介し、子どもたちはそれをノートに書いて、自分の考えを書いていきました。

戦争の時代は遠のいている今、子どもたちは、こうした文学作品を通して戦争とは何かを学んでいます。
「一つだけ」に込められる親の思いと戦争‥。子どもたちはがんばって学んでいます。