11.29 総合の目的は問題解決能力を高めること
- 公開日
- 2023/11/29
- 更新日
- 2023/11/29
確かな学力の育成
総合的な学習の時間を活用して、4年生は「福祉」を題材として問題解決能力を高めています。
今年度の4年生は、おそらく皆にとって最も身近な福祉領域である「認知症」を新たに題材に取り入れました。
今週、「高齢者あんしんサポート由井」の方にご来校いただき、認知症について体験的な学習を行っていただきました。
「加齢に伴う心身諸機能の不自由さ」は、多かれ少なかれ家族や自分自身に訪れます。視力、聴力、筋力、関節機能が不自由になる体験を行ってみて、感想を共有しました。
子「体が重くて自由がなくなった」
子「聞こえづらいと不安になる」
子「声かけの仕方が分かった」
体験してみたからこその気づきがたくさんありました。
総合的な学習の時間は、福祉の知識を増やすことが直接的な目的ではありません。知ったことから何を考えるか、もっと知りたいことは何か、自分の生き方にどう生かすかなど、学び方を学ぶことが大切です。12月の盲導犬を利用する方の講話や点字の学習などと合わせて考察する力も高めてほしいと思います。みなみ野君田小学校の教員は、学習の目的と手段を混同せずに授業を構成する力を高めてまいります。
えんしんサポート由井の皆様、道具やボランティアさんの手配などありがとうございました。子どもたちにとって貴重な学びの機会となりました。