11.8 具体物操作、思考共有、比較検討
- 公開日
- 2023/11/09
- 更新日
- 2023/11/09
確かな学力の育成
みなみ野君田小学校では、全教員が少なくとも年3回以上の授業をその指導案とともに全教員に向けて公開しています。また、それに加え、全学年が一度ずつ研究授業を行い、学力向上のための手立てを検証しています。これらを合わせると、年間60回近くの授業を互いに見合い、自分の授業づくりに生かす機会が設けられています。
10月下旬、1年生の研究授業がありました。図形概念を形成する基礎となる形の学習です。
【写真1】具体物操作
「さんかくが2つあると、ましかくができるよ」
「さんかくが5つで、大きなさんかくがつくれたよ」
「さんかくがあれば、いろいろなかたちがつくれるよ」
手元の具体物を操作することでさまざまな発見があります。
【写真2】思考共有ツールの活用
学習用端末を通して、自分が作った形を写真に撮って先生に提出します。すると、席を立つことなく、全員の考えたことを。お互いに知ることができます。学習用端末を操作する力は、1年生から育んでいますので、どの学年でも思考共有の手段として利用ができます。
【写真3】比較検討
思考を共有することの最大のねらいは、「比較する」という活動を加えることにあります。手元にある自分の考えとクラスメイトの考えを比較してみた途端に、「そのような形の合わせ方ができるんだ」.「形は似てるけど大きさが違うのはなぜだろう」など、新たな発見や疑問がどんどんと湧いていました。
視点を切り取ることにより。研究授業のその授業だけでなく、どの学年の授業づくりにも活かせる手立てを確認することができました。