東京都では、「国際社会に貢献し、東京、そして日本の更なる発展の担い手となる人材を育成していくとともに、東京2020大会の経験を通じ、その後の人生の糧となるようなかけがえのないレガシーを子供たち一人一人の心と体に残していく」を理念に「東京都オリンピック・パラリンピック教育」を実施してきました。

オリンピック・パラリンピック教育の「４つのテーマ」
【オリンピック・パラリンピックの精神】
オリンピック・パラリンピック競技大会の究極の目標である「平和でより良い世界の構築に貢献すること」は、学校における「教育の目標」とも通じています。

【スポーツ（オリンピック競技、パラリンピック競技・障害者スポ−ツ）】
スポーツを人類の調和のとれた発展に役立てることはオリンピック精神の目的とされており、スポーツの意義や精神を学ぶことは、保健体育・体育科の目標のひとつでもあります。

【文化（日本文化、国際理解・交流）】
我が国で長い年月を経て育まれた伝統・文化や、現代の文化や技術のすばらしさを、次代を担う子供たちに伝えます。また、東京2020大会に向けて外国人との交流機会が飛躍的に増大する機会を活用し、異文化に対する理解を深め、異なる文化をもつ人々と互いに認め合い、広い視野をもち、共に生きる態度などを育成します。

【環境（持続可能な開発のための教育）】
オリンピック・パラリンピックを通じて環境問題について学習することにより、次代を担う子供たちが、自主的・積極的に環境保全活動に取り組み、世界の人々と協調し共存できる持続可能な社会の担い手となるよう取り組みます。