五小の生活

平成27年 乙未年 正月

公開日
2015/01/09
更新日
2015/01/09

校長室より

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

   辛抱強く 不昧(ふまい)の年に!

「乙(きのと)」は「草木の芽が曲がりくねっている象形であるため、
新しい改革創造の歩は進めるけれど、まだまだ外の抵抗力が強い」を表し、
「未」は「一」と「木」から成り、枝葉の繁茂を表し、
枝葉が茂ると暗くなるから、未は昧に通じ、
すなわち暗くなるという意味があるそうです。
未は曖昧にしないことが大切と捉えられます。

 「羊」は「祥」に通じ、中国では吉祥動物とされ、
群れで過ごしていることから「家族の安泰」「平和」を表すとされています。
また、経済界では「羊辛抱」と言われ、
未年は我慢の年とも言われます。
(しかし、60年前の昭和30年は神武景気でしたが。)

 諸説ありますが、私はこう解釈しました。
 「乙未」年は、抵抗や紆余曲折を経ても、
それに屈せず弾力的に雄々しくやっていくこと。
そのためには、『不昧(ふまい)』(曖昧でないこと)でなくてはならない。
つまり、いろいろな真実、法則、道というものを明らかにし、
曖昧にして見失わないことを大切にすべきなのだと考えました。

 本校は今までも「あきらめないで最後まで」を目標にしていましたので、
これからも辛抱強く、子供たちが自分たちの力を、自分たちの成長を実感できるように、
確実な力になるまで取り組んでいきます。

                 校長 山口菜穂子