学校日記

励ましメッセージ(その31)

公開日
2020/05/08
更新日
2020/05/08

今日のできごと

 「ゴールデンウィーク」が終わりました。例年ならば、小旅行に出かけたり、映画を見たりして過ごしていた時間ですが、今年は「STAY HOME」なので、家で本を読んだり、DVDやテレビを見たりして過ごしました。この状況下なので、特によく見たのはニュース番組でした。

 画面には、常に色々な人が話をする場面が映し出されていました。「先生」という仕事は、大勢の人に「話をする」職業なので、映し出される人々の話や話し方に、色々なことを感じました。改めて勉強になることも多かったです。

 たとえば、「えーっと」「あのー…」という言葉をはさまずに、ハキハキ話をする某知事の話し方からは誠意(せいい=私欲を離れて、正直に真面目に物事に対応する気持ち)が伝わるなぁ、とか。

 某アナウンサーの、誰かを責める言葉を使わずに自粛の大切さを呼びかける言葉は、そのアナウンサーの優しさと深い配慮(はいりょ=相手を気づかうこと)が感じられるなぁ、とか。

 そんな中で、少々「ん?」と思ったのは、「ゴールデンウィークですが…この通り全く人通りはありません…。人の往来は例年に比べて○○パーセント減です…。」という、なんだかとても暗くさびしげな報道が多かったことです。

 「STAY HOME. STAY IN TOKYO.」なのですから、この状況は本来なら喜ばしいはずのこと。どこかのチャンネルで「素晴らしいです!人通りは全くありません!みなさんが家にいてくれている証拠ですね♪この調子で明日も○○パーセントまで減らしましょう!エイ、エイ、オーッ!」… のように、明るくハツラツと報道しているところはないかな?とニュースを見ていましたが、私が見た限りではそのような報道はありませんでした。バラエティ番組ではないので、当然といえば当然、なのですが…。

 今、この文章を書いているのは、5月7日。明日8日は、久しぶりに生徒の皆さんに会える日です。皆さんにとっても、久しぶりの学校、久しぶりの教室、久しぶりの友達、久しぶりの先生、のはずです。私にとっても、明日は久しぶりにたくさん「話をする」一日になることでしょう。某知事・アナウンサーから学んだ素敵な話し方を心がけ、休校措置が延長されてしまいましたが、前向きなパワーを皆さんと共有できる1日にしたいと思っています(^▽^)。

(1年2組担任 国語科 赤星裕美)