R.7.1.20　朝会講話
　先週の１月１７日は、何の日ですか？知っている人はいますか。それは１９９５年、今からちょうど３０年前の１月１７日火曜日朝の５時４６分に阪神・淡路大震災が起きた日です。マグニチュード７．３兵庫県南部地震が起き、兵庫県の神戸という地域を中心に、家やビル、電柱や高速道路まで崩れ、たくさんの火災が起きました。そして６４３４人の人々が、崩れた建物の下敷きなったり、火事で焼かれたりして亡くなりました。
３０年前の阪神淡路大震災のニュースは、その頃校長先生は車で学校に通っていて、車の中のラジオで知りました。神戸の空の上でヘリコプターに乗っているアナウンサーが、大惨事の様子を「今、神戸が大変なことになっています。家やビル、高速道路などが、ことごとく崩れています。そして、あちこちで火事でしょうか、煙があがっています。この放送をお聞きのみなさん神戸が大変なことになっています。」と繰り返し伝えていたことを今でもしっかり覚えています。
阪神淡路大震災は、建物が崩れて建物の下敷きになったり、火事が起きて煙や炎で亡くなったりした人々がたくさんいました。

　次は、３月１１日は何の日でしょうか？知っている人はいますか？それは、２０１１年、今から１４年前の３月１１日１４時４６分に東日本大震災が起きた日です。マグニチュード９．０の大地震が起き、２万２０００人を超える方々が火事や津波で亡くなられたり行方不明になったりしています。最近の震災では、一番の被害が出ました。
校長先生は、その頃江戸川区の小学校で働いていて、子どもたちの下校途中の地震で、大きく電柱が揺れる余震の中、子どもたちをお家まで送ったり学校で引き渡しをしたりしたことを今でも覚えています。学校を守るためにその日は学校に泊まりました。忘れられない一日です。

　最後に、１月１日は何の日ですか？お正月の元旦ではありません。それは、昨年のお正月元旦の夕方に起きた能登半島地震が起きた日です。去年のお正月の出来事です。今年もお正月には、１年前のたくさんの映像がテレビで流れました。この地震でも建物の下敷き、火災、津波、土砂災害でたくさんの人が亡くなりました。また、この災害では、この後の大雨でまた土砂災害が発生して、さらに人々が亡くなり、犠牲者は５００名を超えています。
　今、この３０年間に日本で起きた３つの代表的な地震とその被害についてみなさんに伝えました。校長先生は、大きな災害が起きた日に、何年か経っても映像やニュースを見た時に、もう一度私たちが災害が起きた時に、どう逃げるか？どう家族と会うのか？どんな食べ物や飲み物を準備しておくか？どんな物が必要か？などを、家族やクラスの先生や友達と話しておくことが大切だと考えます。
　この１月に、能登半島沖地震と阪神淡路大震災のニュースを見て、みなさんに伝えたいと思い、今日このお話をしました。

　最後に、八王子市内で子どもの交通事故が増えているそうです。そしてインフルエンザでも、新しい年になって学級閉鎖が出てきました。交通事故とインフルエンザ、このことについても、未然防止と予防に心がけてください。よろしくお願いします。