桑都の晴嵐(せいらん)
- 公開日
- 2020/10/08
- 更新日
- 2020/10/08
給食
北条氏照が城下の景色の優れている土地の様子を歌に詠んだ「八王子八景」の一つに「桑都の晴嵐(せいらん)」があります。八王子は古くから絹織物の町として有名です。養蚕や機織りが農家の大切な仕事でした。生活に必要なものを取引する市(いち)も開かれ、旅や商売をするひとが泊まる八王子宿が整備され、絹織物の生産と取引が盛んにおこなわれました。そのことから蚕のえさとなる桑畑がたくさん増え、桑畑の広がっている様子から人々は八王子を桑の都、桑都と呼ぶようになりました。