学校日記

★修学旅行2日目 その13★

公開日
2011/09/14
更新日
2011/09/14

3学年

H23.9.14(水)

修学旅行の様子を回顧録として更新していきます。
修学旅行2日目、班別の京都見学の様子を載せていきます。

写真は三十三間堂、二条城、銀閣寺のそれぞれの場所で撮影したものです。
二条城、三十三間堂については前の記事で書いているので、
今回は銀閣寺について書いていきたいと思います。

銀閣寺の正式な名前は『慈照寺』といいます。
銀閣寺を創建したのは室町幕府8代将軍の足利義政で、
祖父である足利義満が建てた金閣寺を参考に造営したといわれています。

金閣寺と銀閣寺、明らかに金閣寺の方が豪華絢爛で煌びやかですよね。
そもそも銀閣寺と呼ばれているのに銀色ではなく、少し地味な印象です。
この違いはなんなのか、みなさんはどう思われますか?

いろいろな説があると思うのですが、金閣寺と銀閣寺は建てた目的が異なります。
金閣を建てた足利義満は、自分の権力の象徴として金閣寺を造営しました。
「これほどのものを造れるほど金と力がある。私に刃向かおうなんて無駄だ!!」
ということを、金閣寺を建てることで知らしめているんですね。

一方の銀閣寺は、足利義政が余生を過ごすための住処として建てたものです。
残念ながら、銀閣寺が完成する前に義政はこの世を去ってしまいましたが、
趣のある庭園や侘びさびを感じさせる東山文化は心を穏やかにしてくれます。
こんなに素敵な文化があったなんて、日本人として誇らしくなりますね。