学校日記

11月27日(金) 本日の授業風景

公開日
2009/11/27
更新日
2009/11/27

校長より

 1年生・国語(書写)の授業の様子です。

 書き初めの練習が始まりました。 もう、そんな時期になったのですね。

 1年生の今年の課題は 「 春の足音 」 か 「 東天初光 」 です。
 今日の授業では、まず自分の氏名をバランスよく書く練習をしました。

 そのあとは書き初めから離れて、自分の好きな言葉を書くことにしました。
 漢字・ひらがな・カタカナ、何でもかまいません。 お手本の必要な人は、担当の張元先生にお願いして、次回までに書いてきていただきます。

 「 身のまわりの多様な文字に関心をもち、効果的に文字を書く 」 というのは、書写の授業でも大切な学習内容となっています。

 みんな、「 小春日和 」 「 未来 」 「 以心伝心 」 「 ひまわり 」 「 青春 」 など、それぞれの好みの表れた言葉を書いています。
 中には、「 眼鏡 」 「 牛丼 」 「 不老不死 」 といった個性的な言葉を書いている人もいました。

 個性的と言えば、かつての私の教え子に、きわめて個性的な言葉を書いた生徒がいました。 その言葉とは、「 後悔した 」

 「 自由な言葉を毛筆で書く 」 という課題が出されたとき、その教え子が何を考えてその言葉を選んだのかは、今となっては知るよしもありません。
 しかし、教室の壁に貼り出された40枚近い作品の中で、黒々とした太い字で書かれていた 「 後悔した 」 の四文字は、今も私の脳裏に焼きついています。

                                     校長 武田幸雄