学校日記

12月20日(月) 本日の授業風景

公開日
2010/12/20
更新日
2010/12/20

校長より

 1年生・道徳の授業の様子です。
 B組 ( 担任・鈴木先生 ) の授業を取材させてもらいました。

 中学校で行う道徳教育の内容項目のうち 「 公徳心及び社会連帯の自覚を高め、よりよい社会の実現に努める 」 を取り上げています。
 年末を迎えて慌ただしくなり、ともすれば自分のことにしか目が向かなくなるこの季節、公共の福祉も意識して生活させたいとの思いから設定した内容です。

 道徳の副読本の中から 「 バスと赤ちゃん 」 という文章を使用しています。

 冬の寒い日、筆者は満員のバスに乗っていました。 すると、バスの後方から赤ちゃんの火のついたような泣き声が聞こえてきました。 きっと赤ちゃんは、ギュウギュウ詰めのバスに耐えられず泣いているのでしょう。

 次のバス停で、赤ちゃんを抱っこしたまま慌てて降りようとしたお母さんに、バスの運転手さんが尋ねました。 「 目的地は、ここですか? 」 その問いに、お母さんは答えます。 「 もっと先ですが、子供が泣くのでここで降ります 」
 … さて、そのあとバスの中で筆者が目撃した光景とは?

 授業では、あえて隠してあったこの先の展開を、一人ひとりが考えました。

 ところで、授業中鈴木先生が 「 シルバー・シート 」 という言葉を使われるたびに、生徒は 「??? 」。 最後は鈴木先生も 「 シルバー … じゃなかった、なんとかシート 」 と言われていましたが、正確には 「 priority seat 」 です。

 お年寄り ( シルバー ) だけでなく、障害者やケガ人、妊婦などが座れる 「 優先席 」 という意味です。
                                     校長 武田幸雄