学校日記

6月30日(水) 本日の朝読書風景

公開日
2010/06/30
更新日
2010/06/30

校長より

 1年生の朝読書の様子です。

 ちょうど2週間前にも、1年生の朝読書の様子を取材にうかがいました。
 その際、あるクラスで 「 本を忘れた ( 持ってきていない )」 という生徒が何人かいたという記事を載せました。 そして、保護者の皆さんにも、ぜひご家庭でも 「 朝読書 」 の話題を出していただくようお願いしたところです。

 今朝、そのクラスにお邪魔したところ、嬉しいことに前回私から注意を受けた人たちも、今日はしっかり読書に集中していました。
 反省をすぐ次の行動の改善に役立てられたのは、とても素晴らしいですね。

 その一方、今度は他のクラスで何人かの生徒が 「 忘れた 」 ということで、新たに私から注意を受けました。

 「 朝読書 」 は、何年も前から別所中で受け継がれている良い伝統です。

 「 良いクセ 」 を日常的に繰り返していると、それは 「 良い習慣 」 になります。 さらにその 「 良い習慣 」 が多くの人に広まっていくと、それは 「 良い文化 」 となります。 そして、「 良い文化 」 が年代を超えて引き継がれていくようになってはじめて 「 良い伝統 」 がつくられるのです。

 しかし、残念なことに、この 「 クセ 」 → 「 習慣 」 → 「 文化 」 → 「 伝統 」 は、「 良い 」 を 「 悪い 」 に変えても成り立ってしまいます。

 1年生の皆さんは 「 良い伝統 」 をしっかり引き継がなければなりません。
 そして、朝読書の本を持ってこないなどという 「 悪いクセ 」 をつけてしまうことは、いつか 「 悪い伝統 」 をつくってしまう第一歩なのだという危機感を持つようにしてください。
                                     校長 武田幸雄