6月29日(火) 本日の授業風景 ・ その3
- 公開日
- 2010/06/29
- 更新日
- 2010/06/29
校長より
3年生・国語の授業の様子です。
期末考査の答案を返却されたあと、読みもの教材で小説家・重松清さん著 「 卒業ホームラン 」 に入りました。
国語の教科書では全学年とも、夏休み前には読書への興味・関心を高めるため、こうした読みもの教材を掲載することが多いようです。
ぜひ皆さんもこの作品をきっかけに、受験勉強の合間の息抜きがてら、教科書で紹介されている作品など読んでみてはいかがでしょうか。
今日は朗読CDを聞きながら通し読みをしましたが、時間切れとなって最後まで読み切ることができませんでした。 私は結末が気になったので、授業のあと担当の平野先生から教科書をお借りして読ませてもらいました。
「 卒業ホームラン 」 では、少年野球チームの監督である主人公が、同じチームの補欠選手である小6のわが子を、監督・父親の両方の視点で見る様が描かれています。
監督として6年間、わが子を1回も試合に出してやれなかった主人公は、物語の中で再三自問します。 「 がんばれば、必ずいいことがある。 努力は、必ず報われる。 果たして、胸を張って本当にそう子供に言い切れるのかどうか … 」
私も父親として、自分の子供には 「 無駄な努力など、ない 」 と言い続けてきました。 そして、同時にこうも言い続けています。
「 努力した者が、必ず成功するとは限らない。 しかし、成功した者は、必ず努力をしていた。」
校長 武田幸雄