6月22日(火) 本日の授業風景 ・ その2
- 公開日
- 2010/06/22
- 更新日
- 2010/06/22
校長より
2年生・社会(歴史)の授業の様子です。
「 日清・日露戦争と近代産業 」 の学習で、今日は主に 「 朝鮮半島の情勢 」 と 「 欧米諸国との不平等条約改正の実現 」 について取り上げています。
この時代、特に日露戦争に深く関わった日本人を知るうえで、司馬遼太郎という作家の書いた歴史小説 「 坂の上の雲 」 は大いに参考になると思います。
( 社会科の川口先生は、数ある司馬遼太郎の歴史小説の中でも、これが一番好きなのだそうです )
もちろん 「 歴史小説 」 ですから、皆さんが学んでいる純粋な 「 歴史 」 つまり史実とは微妙に異なる部分もあるかもしれません。 特に司馬遼太郎の歴史観は 「 司馬史観 」 とも言われるほどの独自性をもっています。
しかし、教科書ではほんの数行で片づけられてしまう歴史にも、実は深い奥行きがあるのです。 今日の授業でも担当の島崎先生が、そんな奥行きの一端をいろいろ話してくださっていましたよね。
今度はぜひ、書物を通して自ら歴史の奥行きを感じてみてください。
また、今年は 「 韓国併合 」 100年の節目の年です。
日本と東アジア諸国の歴史を学ぶことは、これから先日本がそうした国々と友好関係を築くにはどうすればよいのかを学ぶことにつながります。
ぜひ、未来志向でこの時代の歴史を学んでみてください。
校長 武田幸雄