6月21日(月) 本日の授業風景 ・ その3
- 公開日
- 2010/06/21
- 更新日
- 2010/06/21
校長より
2年生・美術の授業の様子です。
廊下から美術室をのぞいたところ、いつもと雰囲気が違っていたので取材にうかがいました。 雰囲気が違うのは、筆記試験を行っていたからでした。
美術は、期末考査で筆記試験を行いません。 その代わりに、こうして日常の授業の中で小テストを行うなどして、観点別評価に役立てているのです。
もちろん、全クラス一斉にテストを行うわけにはいかないので、問題も同レベルのものを4種類 ( クラス分 ) 用意しています。( 写真・上 )
20分間の筆記試験が終わると、残った時間で 「 アイディア・スケッチ 」 に取り組みました。 さまざまな手法を使って、遠近感・立体感のある絵を仕上げています。( 写真・中・下 )
教室を回りながら一人ひとりの絵を見せてもらったり、そのイメージするところを尋ねたりしていると、中学生の発想の豊かさには改めて感心させられます。
はるか彼方の山間に沈みゆく太陽と、それを崖の上から眺めている狼 ( おおかみ ) の後ろ姿。 いや、狼が眺めているのは沈みゆく太陽ではなく、その少し手前を飛び去っていく大鷲 ( おおわし ) なのかもしれません。 夕陽を浴びながら凛 ( りん ) として座っている狼の後ろ姿は、どこか神々しさ ( こうごうしさ ) さえ感じさせます。
… と、これは ○○さんの描いていた絵から、私が実際に抱いた印象です。
校長 武田幸雄