6月4日(金) 本日の授業風景
- 公開日
- 2010/06/04
- 更新日
- 2010/06/04
校長より
1年生・理科の授業の様子です。
単元 「 植物のくらしとなかま 」 の中の 「 栄養分をつくるしくみ 」 について学習しています。 今日は、授業のはじめに、顕微鏡や植物に関する基本的な知識を問う小テストを行い、そのあとは 「 光合成 」 についてまとめました。
資料集の中に 「 光合成 」 について書かれたコラムが載っています。
「 地球が誕生した頃、大気の中に酸素はほとんどなく、二酸化炭素が多く含まれていた。 現在のような大気になったのは、光合成を行う生物によって二酸化炭素が取り込まれ、酸素が放出されたから … 」 といった内容でした。
私たち人類 ( というより、ほとんどの生物 ) が生きていける環境がつくり出されたのは、光合成を行う生物 ( 代表格として 『 植物 』) のおかげであると言っても過言ではありません。
ところが、開発などでその植物を減らし、化石燃料を大量消費することで二酸化炭素を増やし続けているのが、現代の人類です。
命の恩人に対して 「 恩を仇 ( あだ ) で返す 」 ようなものですね。
今ようやく人類は、自分たちの身勝手な行動が、自分たちの存在そのものを危うくしつつあることに気がつきました。 理科の授業ではありますが、発展的な学習としてぜひ環境問題についても考えてみてください。
校長 武田幸雄