※ 暦や振り替え休業日の関係で、久しぶりの全校朝礼でした。
※ 今日から体育大会の準備期間に入ったので、朝練習や放課後練習のあることも勘案し、ジャージ登校も認められています。( 写真・右 )
※ なお、本日の朝礼では、今日から3週間にわたり教育実習を行う3名の実習生も紹介されました。( 写真・左 )
武井祐輔さん( 社会・1−A ) 高橋 渓さん( 理科・2−A ) 土井正博さん( 英語・1−B ) の3名ですが、詳しい紹介については各学年便りや学級通信をご覧ください。
おはようございます。
皆さんは一日の学校生活の中で、さまざまな活動に取り組んでいます。
朝読書に始まり、授業や係活動、委員会活動、部活動、あるいはまた各行事に向けての準備や練習などがあげられます。
しかし、なんと言っても、その大半を占めているのは各教科の授業です。
したがって、授業が楽しくなければ、学校生活全体を楽しいものにすることは難しくなります。
では、「 楽しい授業 」 とは、どのような授業を指すのでしょうか。
それは、「 わかる授業 」 です。
授業を受けた結果、それまでわからなかったことがわかるようになった …
できなかったことができるようになった …
知らなかったことを知ることができた …
そんな実感を持つことのできる授業こそが 「 わかる授業 」 なのであり、「 楽しい授業 」 であるのです。
逆の言い方をすれば、皆さんにとって何一つわかることのなかった授業、新たな発見のなかった授業、何かができたという実感の全くなかった授業は、「 つまらない授業 」 であると言えるでしょう。
私は、別所中学校で行われるすべての教科・すべての授業を楽しいものにするよう、先生方にお願いしています。 先生方もそれに応えて、教材研究をはじめとする授業の準備はもちろん、研修会に参加するなどして 「 楽しい授業 」 を実践するために努力してくださっています。
しかし、私は 「 楽しい授業 」 を創り出すためには、先生方の努力だけでは不可能だと思っています。
授業とは、何かを教える先生と、それを教わる生徒との共同作業なのです。
先生方が一生懸命 「 何かをわからせよう 」 と努力しても、肝心の君たちに 「 わかろう 」 とする気持ちがなければ、「 楽しい授業 」 にはならないのです。
私は、もし君たちが 「 今日の授業は、楽しかった 」 と思えたのであれば、それは先生のおかげが50%、君たちのおかげが50%だと思っています。
逆に 「 今日の授業はつまらなかった 」 と思ったときも、先生の責任と君たちの責任は、ともに半分ずつだと考えます。
先生方が 「 楽しい授業 」 をしようと努力する一方で、君たちも 「 わかろう 」 「 新たな知識を得よう 」 「 何かできるようになろう 」 とする努力をしてください。
机に突っ伏して寝ている人、前の授業で出された課題をやってこなかったり持ち物を忘れてきたりする人、授業と関係のないことやおしゃべりをしている人 …。 そんな人たちには、とても「楽しい授業」を創ることはできないし、まして 「 今日の授業は、つまらなかった 」 などと文句を言う資格など無いのです。
もう一度言っておきますが、授業は先生と生徒との共同作業によって創られるものです。 それぞれが、50%ずつの責任をもって 「 楽しい授業 」 を創っていかなければなりません。
2学期には、皆さん一人ひとりに、すべての先生・すべての授業に関するアンケートを採る予定です。 その結果を、先生方は 「 より楽しい授業 」 を行うために役立てるつもりです。
しかし、同時にそのアンケートは、皆さん自身が授業を楽しく受けるための努力をしてきたかどうかを問われるアンケートでもあるのです。
すべての授業を 「 楽しい授業 」 にするための責任を、ぜひ君たちにも果たしてもらいたいと思います。