今私達にできること

3月11日(金)午後2時46分ごろに発生した「東北地方太平洋沖地震」により、東北地方の被災地では、かつてないほどの甚大な被害が発生しています。
 亡くなられた多くの方に心から哀悼の意を表し、行方不明の方が一人でも多くご無事であることをお祈りし、被災者の皆様をお見舞い申し上げます。
 寒さの中、避難所で過ごされている方々の悲しみ、苦しみ、心細さや不安の大きさを思うと、胸がいっぱいになります。
 同時に、報道を通じて知ることができる被災者の皆様の「生きる力」「生きていることへの感謝」「他者への思いやり」に学び、日本人の意思の強さ、助け合う心の暖かさに勇気をいただいています。

 今、私達にできること。一人一人が冷静に考え、着実に行動していきたいと考えます。

 少しでも節電に心がけることも一つだと思います。
 できるだけ車等を利用せず、公共交通機関や自転車等を使い、ガソリンを必要としている地域に回すことも一つだと思います。
 「自分一人がそんな小さなことをしても無駄だ」と、考えずに、今自分にできることを、精一杯行っていきたいと思います。

南米のアンデス地方に伝わる話に「ハチドリの一滴(ひとしずく)」という話があります。朝会では、一度話したことがあると思いますが、紹介させていただきます。


 森が燃えていました
 森の生きものたちは われ先にと 逃げて いきました
 でもクリキンディという名の
 ハチドリだけは いったりきたり
 口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
 火の上に落としていきます
 動物たちがそれを見て
 「そんなことをして いったい何になるんだ」
 といって笑います
 クリキンディはこう答えました

 「私は、私にできることをしているだけ」

   (出典・「ハチドリのひとしずく」 光文社刊)


今、私たちのしていることはハチドリのひとしずくかもしれないけど、ひとしずくがないと何も始まりません。
 きっといつか変わると信じて、一人一人が小さな努力を重ねていくことが大切ではないでしょうか。

 さて、あなたの一滴は何ですか?

http://allabout.co.jp/gm/gc/50932/ より 一部引用

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31